こども教育学部こども教育学科Faculty

こども教育学部 こども教育学科

保育の現場をリードする
高い専門性と実践力を備えた
保育者を養成

尚絅大学では、4年間の学びの中で幼児教育・保育についての高い専門性と実践力を培い、特別支援教育を含め、将来の保育現場のリーダーとなる人材を養成する新学部「こども教育学部」を開設します。

今後は大学と短期大学部の2本の柱により保育の質的・量的ニーズに応えていきます。

浜崎 隆司
こども教育学部長(教授)
幼児心理学、社会心理学、発達心理学、選択理論心理学

ご挨拶

人と人との絆を大切にするこども教育学部

こども教育学部では、人と人との絆を最も大切にします。友だちや先生や子どもたちとたくさんお話ししてください。そうしたら、大学が孤独を感じなくてもいい、心の居場所になります。そのような経験は保育者になるために大切な経験となります。

人は他人を変えることは難しいけれど、自分を変えることはできます。自分の過去は変えられないけど未来は変えることができます。こども教育学部では、教職員一同、学生一人ひとりの自己肯定感(自分らしさ)が高まるような会話やかかわりを目指しています。自己肯定感が高まると自分を変え、自分の未来を変える勇気が出てきます。その経験を、将来子どもたちに伝えてください。

特別な支援を提供できる強みを持った保育者をめざします

本学では、約50年にわたり保育者を養成しており、熊本県を中心に多くの卒業生が活躍しています。
そのような中、こども教育学部は令和5年4月に第1期生を迎え、4年制の幼稚園教諭・特別支援学校教諭・保育士の養成課程として新たな歴史を刻み始めました。

現在、すべての園や学校で特別支援教育の推進が喫緊の課題となっています。特別支援学校教諭免許状を取得することは特別支援学校で活躍するだけではなく、保育所、幼稚園やこども園での特別な支援を推進する立場となることが期待されます。こども教育学部で特別支援教育の専門性を養い、特別な支援を提供できる強みを持った保育者をめざしましょう。

吉田 道広
こども教育学科長(教授)
特別支援教育

こども教育学部において修得を目指す6つの能力

  • 01

    保育専門職また社会人として
    豊かな教養に支えられた総合的な人間力

  • 02

    社会に貢献し得る専門的知識・技能を常に求めて学び続けるとともに、研究を深めて課題を発見・解決する力

  • 03

    一人一人の子どもへの深い洞察と環境への理解に基づき、保育・教育を構想・実践・評価し向上させる力

  • 04

    特別な支援を必要とする子どもに対して、適切な理解に基づいて保育を実践し、育ちを支える力

  • 05

    保護者など子どもを取り巻く人々に対し共感をもって深く理解し、援助しつつともに子どもを育てていく力

  • 06

    家庭や地域社会とのつながりを重視し、周囲と連携・協働して安全に組織を運営していく力

取得可能な免許・資格

  • 幼稚園教諭一種免許状
  • 特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者・肢体不自由者・病弱者)
  • 保育士資格

入学定員

70

3年次編入学定員5名(令和7年度以降実施)

幼稚園教諭一種免許状および二種免許状の違いについて

一種免許状取得のためには専門教育科目を中心に51単位(二種免許状は31単位)を履修することが必要です。
4年間かけた専門性の高い学びを行うことで、一種免許状取得者は、子ども支援のスペシャリストとして、長期的かつ将来的なキャリアアップを実現することができます。

尚絅大学こども教育学部の特色

あなたの「保育者になりたい」という夢の実現に応える
学びの特色をご紹介します

色1

ユニークなカリキュラムで幼児教育の学びを深めます

幼児教育の領域を組み合わせ複合領域として子どもの活動を理解し指導する方法や、特別な支援を必要とする子どもへの対応を学ぶ科目、本学の強みである「保育」と「食」の両面から子どもの成長と食との関わりを学ぶ科目など、幼児教育・保育の5つの領域をベースとしながら、本学ならではのユニークな科目を配置します。

ユニークな科目例
  • 複合領域の指導法 I・II
  • 特別支援教育
    コーディネーター論
  • 食育論
  • 保育ICT演習

色2

これからの保育者に求められる3つの免許・資格を取得できます

  • 幼稚園教諭一種免許状
  • 特別支援学校教諭一種免許状
  • 保育士資格

所定の単位を修得することにより、幼稚園教諭一種免許状、特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者・肢体不自由者・病弱者)、保育士資格の3つの免許・資格を取得することができます。特別支援学校教諭一種免許状を取得することにより、幼稚園等の幼児教育施設に加え、特別支援学校や児童発達支援センターなどの児童福祉施設においても専門性を活かした活躍が期待できます。

色3

豊富な実習経験により高い実践力が身につきます

キャンパス内には附属こども園が併設されており、1年次から多くの園児と交流することにより、子どもを観察する力や必要に応じて支援する力を身につけることができます。大学と附属こども園が連携した指導を行うため、目標・ねらいから省察、改善まで一連に学修できます。

また、幼児教育施設や特別支援学校等における実習を通して身につけた高い実践力により、就職後の保育現場においては将来のリーダーとしての活躍が期待されます。

色4

自発的で深い学びにより保育者としての研究力を高めます

1年次にスタートする「基礎演習」から4年次の「卒業研究・卒業論文」まで一貫した、きめ細かな指導を受けることにより、保育の現場において課題発見能力と解決能力を身につけた保育者として活躍する力を養います。

また、「尚絅子育て研究センター」を中心に、教員と学生、現場で活躍する卒業生が一体となり幼児教育・保育の質の向上に向けた研究に取り組んでいます。さらに、「尚絅食育研究センター」で集積した「食」の知見を活かした独自のカリキュラムを学ぶことにより、幼児教育・保育に欠かせない食育の知識も修得できます。

授業ピックアップ

複合領域の指導法 I・II

幼児教育の領域を組み合わせながら、子ども理解を深め、指導を学びます。

特別支援教育コーディネーター論

保育の場での支援体制、関係機関との連携などを担う特別支援教育コーディネーターについての理解を深めます。

食育論

本学の強みである「保育」と「食」の両面から子どもの成長と食とのかかわりを学びます。

保育ICT演習

保育に関するICTの活用について学びます。

時間割のモデル

1年生/後期

 
1英語 IIA知的障害児の心理・生理・病理子ども家庭支援の心理学保育内容-環境情報処理 II
2キャリアデザイン言葉の指導法健康の指導法器楽 I日本語表現 I
3--基礎演習 II--
4子どもの保健-子ども家庭福祉--
5病弱児の心理・生理・病理----

2年生/後期

 
1知的障害児の言語指導身体表現肢体不自由児教育論幼児理解保育者論
2表現(造形)の指導法乳児保育 II保育内容-人間関係保育実習指導 IA保育・幼児教育研究法 II
3-教育実習指導 I-子どもの健康と安全表現(音楽)の指導法
4--教育方法論 I器楽 III-
5-----

※ 時間帯が変更となる可能性があります。

想定される卒業後の進路

  • 幼稚園・特別支援学校等教育の分野
  • 認定こども園の保育教諭として教職及び児童福祉の専門職に位置づけられる分野
  • 保育士、児童福祉施設(例:乳児院、児童発達支援センター)等社会福祉の分野
  • 行政機関(一般職・教育職・福祉職等)
  • 民間企業(教育・マスコミ・医療・金融等)
  • 大学院への進学

設置概要

名 称
こども教育学部こども教育学科
修業年限
4年
開設時期
令和5年4月
入学定員
70名 【3年次編入学定員5名(令和7年度以降実施)】
取得学位
学士(教育学)
設置場所
尚絅大学武蔵ヶ丘キャンパス(熊本県菊池郡菊陽町武蔵ヶ丘北2-8-1)

独自の奨学金制度

(令和4年4月1日時点)

入試奨学生(給付型奨学金)制度
全学部学科を対象に、一般選抜<第1回>及び大学入学共通テスト利用型選抜<第1回>入試合格者のうち、成績優秀にして本学に入学する学生に対する給付型奨学金制度があります。
姉妹入学金減免制度
本学に姉妹が在学している場合、入学金の半額を免除します。同時に2人以上が入学した場合(例:双子等)も、2人目から入学金の半額を免除します。
授業料免除制度
在学中に家庭の経済状況が急変し、授業料の支払いが困難となった学生に対し、申請・審査を経て授業料を免除します。

上記以外にも本学独自の奨学金制度があります。また、「高等教育の修学支援新制度」など日本学生支援機構奨学金制度もあります。詳しくはこちらをご覧ください。