現代文化学部文化コミュニケーション学科Faculty

現代文化学部 文化コミュニケーション学科

ご挨拶

2025年度から学部長に就任いたしました、畠山と申します。

2026年度より、現代文化学部は大きく生まれ変わります。
従来から学ぶことができた司書や日本語教育に加え、データサイエンスの視点も取り入れ、アニメ、マンガ、ゲーム、アイドル(日本・KPOP)、ボカロ,VTuber、ネットミーム、音楽、MVといった現代のサブカルチャーから、日本文学(近現代文学、古典文学、文芸評論など)まで、幅広く学べる学科になります。

デジタル技術の発展により、日々新しい文化・文学が生まれています。当学部では、これらの新しい文化・文学を、文学研究、歴史研究、文化研究といった人文学的なアプローチに加え、統計分析、プログラミング、データ可視化といったデータサイエンスのスキルを用いて分析できる卒業生を送り出すことを目指しています。これらのスキルは、図書館や教育現場はもちろん、一般企業の企画・広報部門、地方自治体など、さまざまな場所で活かすことができるでしょう。

本学部での学びを通して、コンテンツを通じた地域文化の振興や企業の広報事業に貢献できる・・・そんな人材を育てる教育を進めてまいります。
現代文化学部に、どうぞご期待ください。

畠山真一
畠山 真一
現代文化学部長、文化コミュニケーション学科長(教授)
サブカルチャー研究、日本語学

文化のスペシャリストの養成

  • 1年次から2年次までの教養教育科目を履修することで、幅広い教養を身に付けます。
  • また、2年次からは学びたい分野を1つ選択し専門教育へと進みます。

学びのフロー

共通実践科目と共に、希望する進路や興味のある項目に合わせて、専門分野を深く学びます。

データサイエンスを活用した人文学
  • 現在のポップカルチャーやSNS上の言説分析など、私たちの身近な文化現象に対して、人文学的な洞察と数量的なデータ解析を活用した手法の双方からアプローチします。

  • 従来の人文学の手法とデータ分析を融合させることで、文学作品の語彙や文体の変化を定量的に捉え、歴史資料の中に見られる社会的傾向を可視化できます。

  • 文化の学びをマーケティングや地域創生につなげます。

  • 実社会で有用な大規模なデータをコンピュータで処理するスキル(プログラミングを含む)を身につけます。

データサイエンスを活用した人文学の図
カリキュラム
  • プログラミング入門
  • プログラミング応用
  • 統計学
  • 生成AIとコンテンツ
  • 数理・データサイエンス・AI入門
  • くらしの統計学
  • データ・ビジュアライゼーション演習
  • ファンコミュニティ分析論
共通実践科目

様々な文化現象を調査・分析する実践的な能力の育成

カリキュラム
  • 社会学概論
  • 社会調査法
  • 地域コミュニティ創造論
  • 地域マネジメント演習
  • 人間関係論
  • 質的調査法
  • マーケティングリサーチ
  • 社会調査法実習
  • マーケティング入門
  • 地域デザイン論
  • 課題探究プロジェクト演習
専門科目
コンテンツ文化専攻
カリキュラム
  • マンガ表現論
  • 映像表現論
  • 映画・アニメーション研究
  • アジアポップカルチャー論
  • ボカロ・アイドル研究 他

現在、情報技術の進歩により、様々なメディアプラットフォームにおいて次々と新しい文化が生み出されています。本専攻では、現代日本のカルチャーに関する知識を身につけた上でICTとデータサイエンスの基礎的・総合的能力を磨き、企業や地域社会で活躍できる力を磨きます。

学びのキーワード
  • 映像文化:マンガ、アニメ
  • 動画文化:映画、動画、MV
  • VTuber、(K-POP)アイドル文化、アジア文化
  • SNS等に対するテキストマイニングに基づくマーケティングリサーチ(ファンタム文化研究を含む)
  • 現代的なツーリズム文化
  • Webサイト構築、コンテンツ制作(動画、写真、マンガ、簡単なアプリ)
日本文芸文化専攻
カリキュラム
  • 声の文化論演習
  • 表現ワークショップ
  • デジタル人文学
  • 物語生成論
  • キャラクター生成論 他

「ことば」、それはコミュニケーションの基本であり、ときに文学と言う芸術として人々の心を深く揺さぶります。文芸や文化を多角的に研究することで、人や文化に関する教養を身につけ、豊かな表現能力を修得します。

学びのキーワード
  • 古典文学
  • 近代文学
  • 比較文学
  • デジタル人文学(文学作品をデータサイエンスを使って分析する)
  • 表現ワークショップ(短歌、小説の実作)

学びの特徴

  • POINT 01推し文化やコンテンツ文化を人文学的に深く理解する

    いわゆる「推し」(アイドル、マンガ・アニメのキャラクター、作品への愛好とそれを消費に結びつける行動)にかかわる文化現象を歴史的な変遷、社会学的視点、映像分析などの観点から明らかにします。

    推し文化やコンテンツ文化を人文学的に深く理解する
  • POINT 02データサイエンスを活用して文化現象を実証的に理解する

    推し活は、SNSにおける活発な批評・意見の交換を含んでいます。SNSへの投稿をデータサイエンスを用いて分析することで、現在進行中のトレンドを実証的に読み解くことが可能になります。

    データサイエンスを活用して文化現象を実証的に理解する
  • POINT 03文化と言葉を結びつけたグローバルな視点と実践力を育てる

    英語、中国語、韓国語に加えて、母語である日本語の表現力を磨きながら、グローバルな視点を獲得することによって、多様な文化的背景をもつ人々との相互理解を深め、文化に対する柔軟な感受性や柔軟な行動力を育成します。

    文化と言葉を結びつけたグローバルな視点と実践力を育てる