生活科学部栄養科学科Faculty

実験実習

専門に関しては理論と共に、実験や実習を通じて体得する技術や、学んだことを実践に応用するための練習の積み重ねが大変重要です。よってここで紹介する実験・実習は本学科学生はすべて必修です。

専門基礎として行うもの

衛生学実習

人間の健康に影響を及ぼす環境因子(水、大気、化学物質、微生物など)の分析を通して人と健康との関わりを探求します。微生物を取り扱う操作技術も習得し、分離や培養等を実習します。

解剖生理学実習

人体の構造と機能について深く理解するために、観察や測定、実験などを行います。2年次と3年次とで段階を踏み、人体における様々な生命現象のしくみと栄養との関連性を学びます。

解剖生理学実習

人体の構造と機能について深く理解するために、観察や測定、実験などを行います。2年次と3年次とで段階を踏み、人体における様々な生命現象のしくみと栄養との関連性を学びます。

食品学実験

食品中の成分の分離・分析を通じて、機器分析の手法を習得すると共に、食品の品質、特性、成分について理解を深めます。
食品加工・食品学実習室および精密機器室に、分析や測定のための各種機器類や設備があります。

食品加工学実習

加工食品の製造を行い、その製造理論や保存方法、衛生管理の方法などを実習します。

食品衛生学実習

食品衛生に関する化学実験や微生物検査などを行い、食中毒予防・調理場の衛生管理に関する知識と技術を高めます。

調理学実習

調理学で学んだ知識をもとに、その実際を体得するこの実習は、1年半にわたり、基礎から応用、大量調理のための技術までを修得します。調理技術とあわせて食事設計や、対象者の状況に対応する応用力も学びます。
調理学実習室には、高速ガスオーブンを備えた学生用調理台11台と、高さが自在に変えられるバリアフリー対応の調理台1台を備えています。

専門分野として行うもの

栄養学実習

エネルギーや栄養素の生体における役割について、栄養学総論で学んだ理論を具体的な事象として理解する実習です。エネルギー消費量の測定や身体各部の測定、個人の栄養状態を評価する技術や方法を実習します。

栄養学各論実習

ライフステージに応じた栄養アセスメント、身体状況に応じた栄養管理計画の立案・展開・評価の実際を学びます。

栄養教育論実習

個人や集団を対象にした栄養教育を展開するための具体的な技術を、事例を設定して実習します。
栄養教育実習室には、フードモデルやパソコン、プロジェクタ、ビデオ機器といった媒体だけでなく、栄養カウンセリングに適するスペースや、調理デモンストレーションのできる設備もあります。

栄養指導論実習

栄養指導の実践力養成として、栄養情報の収集と統計処理・分析から栄養指導計画の立案、指導媒体作成まで、あらゆる対象に対応できるよう学びます。

臨床栄養学実習

栄養状態の評価・判定についての理解をまず深め、臨床検査値による評価・判定を症例ごとに半年間学んだ後、続く半年間で疾患別の食事療法、栄養教育の実際を学びます。栄養補給法の選択を含め、知識を応用する能力を高めます。
臨床栄養実習室には人体モデル・臓器モデルや各種検査・測定用器具から、ベッドサイド栄養指導のための設備や食事介助用の食器具、経腸・経静脈栄養用具までそろっています。

公衆栄養学実習

生活習慣病予防対策、母子保健、高齢者など地域住民に対する適切な栄養プログラムの進め方についての実技を行います。

給食管理実習

学内の給食経営管理実習室で本学学生を対象とした給食サービスを行い、業務の流れや技術を体得します。

学外の施設(管理栄養士の活動現場)で行うもの

臨地実習
  • (1)

    給食の運営(給食業務を行っている学校・事業所などで)

  • (2)

    給食経営管理論(給食業務を行っている医療施設・福祉施設などで)

  • (3)

    臨床栄養学(病院・介護老人施設などで)

  • (4)

    公衆栄養学(保健所・保健センターなど行政機関で)