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お知らせ 食物栄養学科

【食物栄養学科】食物栄養学科グループによる「活性型ビタミンDによる大腸細胞の活性酸素産生系の活性化」に関する論文が英文学術雑誌に掲載されました。

本学科の菊池秀彦教授及び秋吉澄子准教授らの研究グループは、活性型ビタミンDが大腸細胞の活性酸素産生系Nox1を活性化することを見いだし、その研究成果を学術論文として発表しました。ヒトの体内では能動的に活性酸素を生産するシステム(Nox1〜5、Duox1, 2)が存在しています。大腸細胞も活性酸素産生システムの一つであるNox1を発現しており、細胞増殖に関連する情報伝達への寄与が指摘されていますが、その生理的役割については不明の点が多く残されています。今回の論文で生理活性物質によるNox1活性の修飾効果の評価システムが確立したことで、今後、様々な食品成分等による大腸細胞の活性酸素産生能修飾効果を定量的に測定・評価することが可能となりました。

本研究成果は、毒性学専門の英文学術雑誌Fundamental Toxicological Sciences誌オンライン版で公開されました(Kikuchi H. et al. Fundam. Toxicol. Sci., 12: 165-171, 2025)。

 

オンライン版のURL:

https://www.jstage.jst.go.jp/article/fts/12/6/12_165/_pdf/-char/en

*本論文はOpen Accessとなっておりますので無料で全文読むことができます。

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