お知らせ 食物栄養学科
【食物栄養学科】菊池教授、相良教授、秋吉准教授及び原田講師らの論文が学術雑誌に掲載されました。
本学科の菊池秀彦教授、相良剛史教授、秋吉澄子准教授及び原田香講師らの研究グループは、柑橘類に多く含まれるフィトケミカル（植物性生理活性物質）の一種であるタンゲレチンやノビレチンが、レチノイン酸（ビタミンAの一種）で誘導される白血球の活性酸素産生能に及ぼす影響を解析しました。その結果、タンゲレチンが白血球の活性酸素産生能だけではなく細胞増殖を抑制することを見出しました。本研究成果が、炎症抑制等の医療分野などでのタンゲレチンの活用に繋がることを期待しています。
本研究成果は、2022年10月7日に日本毒性学会が発行する英文学術雑誌Fundamental Toxicological Sciencesオンライン版で公開されました。
著者：Hidehiko Kikuchi, Kaori Harata, Sumiko Akiyoshi, Takefumi Sagara, Harishkumar Madhyastha, Hitomi Mimuro, Futoshi Kuribayashi
論文題目：5,6,7,8,4′-Pentamethoxyflavone (tangeretin) suppresses not only cell growth but also all-trans retinoic acid-induced superoxide-generating ability of human monoblastic U937 cells
掲載雑誌等情報：Fundam. Toxicol. Sci., Vol. 9 (5), pp.151-157, 2022
オンライン版のURL： https://www.jstage.jst.go.jp/article/fts/9/5/9_151/_pdf/-char/ja
＊本論文はOpen Accessとなっておりますので無料で全文読むことができます。