令和7年6月28日(土) 本学九品寺キャンパスにて、第9回郷土料理教室を開催しました。郷土料理の調理体験を通して、食や郷土料理の伝承への関心を高め、地域食文化への理解を深める事を目的に開催しています。

「一文字のぐるぐる」の実演 | 「一文字のぐるぐる」の実践 |
「鯨の皮入り豚汁風くじら汁」調理 | 「鯨の赤身ブロック」 |
講師には、NPO法人くまもと食農応援団事務局の下鶴氏と川島氏をお招きしました。21名の学生が参加し、「鯨の竜田揚げ」「鯨の皮入り豚汁風くじら汁」「尾羽さらし鯨・一文字のぐるぐる添え」の3品を調理しました。最初に講師より、「日本における鯨の食文化」についてお話ししていただき、鯨の塩皮の塩抜きや一文字のぐるぐるなどの実演が行われました。
学生たちは、最初は鯨の塩皮やブロック状の赤身に多少戸惑いが見られましたが、丁寧に塩抜きをしたり、下味を付けた鯨の赤身を低温で揚げたりして、豪華な鯨料理を完成させることができました。
学生たちからは、「くじら料理が学べたこと、普段と違う環境で調理ができたことがよかったです。」「普段調理することのない鯨に触れ、知識も深められて楽しかったです。」「きちんと下処理をすれば美味しく食べられると感じました。」「現代ではあまり見かけない食材ですが、昔は貴重なたんぱく源であったことを聞き、時代によって価値観が変わることを学びました。」「授業ではできないことを講師の方から教えていただき、とてもよい経験になりました。」などの感想がありました。