お知らせINFORMATION

お知らせ 食育研究センター

【尚絅食育研究センター】令和6年度 第7回尚絅乳幼児食育研究会を開催いたしました

令和7年2月27日(木)に第7回乳幼児食育研究会を開催いたしました。今回は「口腔機能の発達に合わせた食形態」をテーマに、広島市のひまわり歯科で管理栄養士としてご活躍中の藤井葉子先生を講師としてお招きし、調理実習を行いました。

参加者には管理栄養士・栄養士の他にも歯科衛生士や作業指導員など約30名が参加し、軟菜食やつぶし食、ねりむすび、カリカリ食を調理しました。また藤井先生より嚥下調整食(ペースト粥・ペースト2種・普通刻み2種)を持ってきていただき、参加者の皆さんと試食しました。

実習内容の説明の様子

      

ペースト粥                     左から普通刻み・野菜とろみあり・野菜とろみなし・普通食

左:スペラカーゼ入り 右:とろみ剤なし

 

 

調理の様子①                  調理の様子②

 

完成した軟食やカリカリ食                模擬咀嚼訓練の様子

調理実習では、藤井先生から丁寧な指導があり、カリカリ食の揚げ具合や、圧力鍋で煮た野菜の刻み具合などを確認しながら調理を行いました。。

試食ではペースト粥ととろみなしの粥を食べ比べしたり、カリカリになるまで焼いたパンや揚げた野菜を使用して咀嚼体験をしたり、普通に茹でた人参と圧力鍋にかけて柔らかくした人参の飲み込み具合など子どもの気持ちになって体験しました。また藤井先生による説明の中では、ガーゼやカリカリパンを用いた咀嚼の方法についてお話しただきました。実際に参加者の皆さんと交互に咀嚼体験をしながら「もう少し奥の方が噛みやすいです」「下から顎を押してもらった方が顎の動かし方が分かりやすい」など学ぶことができました。噛むことの大切さや子どもたちの成長に合わせた対応、子どもたちの食べている様子を見て離乳食の段階を判断することなど多くの気づきや学びがあり、今後の食育活動に取り入れていきたいとの感想がありました。

今回は「噛むことについて」色んな視点からの学びや多職種との交流があり充実した研修となりました。

ご参加いただきました皆様、お忙しい中遠くまでお出でいただき、実習していただきました藤井先生、誠にありがとうございました。

 

次回は、4月25日(金)15:30から開催を予定しております。テーマは「新入園児に関する悩み・困りごと」となっております。皆様のご参加をお待ちしております!

 

 

 

その他のお知らせ