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【尚絅食育研究センター】7/6(土)「郷土料理教室」を実施しました

令和元年7月6日(土)尚絅大学九品寺キャンパスにて、郷土料理教室を実施しました。

この教室は、郷土料理の調理体験を通して、熊本の豊かな食について知識を広めるとともに、地域に昔から受け継がれてきた調理方法やそれに関わる食文化への理解を深めることを目的としています。

 

講師には、「くまもとふるさと食の名人」としてご活躍されている片山カツ子先生をお招きし、栄養科学科18名、食物栄養学科2名、合計20名の学生が、玉名郡南関町の郷土料理である「南関あげ巻きずし」「そうめん汁」を教えていただきました。

 

南関あげは南関地域に伝わる油あげで、一般的なものより水分含有量が少なく、日持ちします。厚みが薄くサイズが大きいのが特徴です。味を含ませ、海苔の代わりに巻きずしに使ったものが南関あげ巻きずしです。南関そうめんの一種である白髪そうめんは、白髪のように細く伸ばしたもので、針の穴に5本くらい通る細さというから驚きです。また、中に空洞があり伸びにくいのが特徴です。

 

調理実習では、煮上げた南関あげの水分の切り方に注意しながら、一人一本の巻きずしを巻きました。また、そうめん汁は南関あげとネギを具材にシンプルな温かい汁に仕上げました。学生からは「あげで巻くのが難しかったが、思ったより綺麗に巻くことができた」、「郷土料理を知ることができ、もっとたくさん学びたいと思うきっかけになった」、「食文化を大切に、郷土料理を多くの人に伝えていきたい」などの感想がありました。南関揚げやその活用法、南関地域の食文化について学ぶ良い機会となりました。

片山先生による講話・デモ
合わせ酢をご飯に混ぜてすし飯を作ります
油抜きした南関あげに味を含ませ、熱いうちに広げて       巻きすで巻いて水分を切ります
南関揚げにすし飯を広げ中央をくぼませて具材を並べます
手前と奥のすし飯を合わせるように一気に巻きます
完成です!!

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