お知らせ 食物栄養学科
【食物栄養学科】高齢者施設で官能評価を実施しました。
本学科の本田順子准教授、原田香講師、永守友美助手及び相良剛史教授らの研究グループでは、「高齢者のQOLを高める加工食品の創出」に向けて研究を進めています。医療福祉現場で栄養管理をしながら大量調理を行ってきた経験から、高齢者の栄養状態を維持するための給食管理方法などを検討しています。
今回は東区にある朋岳園様にご協力を得て、9月11日(水)と25日(水)の2回に亘り、主食の栄養価を上げる研究の一環として開発した「米糠を活用したご飯やお粥」を、施設ご利用の皆様にご試食いただきました。馴染みのある味に安心されたり、初めて食べる味には不思議な顔をされたり、「これは〇〇ですよね?!」と何度も確認して口に入れたり、黙ってご自身の味覚を確かめられたりなど、試食中は終始なごやかで楽しい雰囲気でした。
当日は、管理栄養士の教員と助手の計5名で施設にお邪魔し、日頃の食生活の話も含め、感想や評価をたくさんいただくことができました。これらの貴重なご意見を生かし、おいしく栄養価の高い主食作りを目指したいと思います。そしてその成果が高齢者の栄養改善や医療福祉分野での活用に繋がることを期待します。
快く官能評価にご協力いただいた朋岳園地域介護サービスセンター長の住永様、本学科卒業の栄養士の皆様、デイセンター職員の皆様、デイや有料老人ホームご利用の皆様、地域の皆様に心より感謝申し上げます。
写真②試食(官能評価)や聞き取りの様子/おしゃべりも楽しかったです!
写真③施設栄養士として頑張っているOGも協力してくれました!
(ちなみに住永センター長も本学科卒業の管理栄養士です)