尚絅大学・尚絅大学短期大学部

2年次後期の卒業セミナーでは、学生が希望する教員の研究室に所属し、興味や関心のあるテーマについて調査・研究を行います。
今回は、清水研究室での卒業セミナーの様子を紹介します。

味覚に対する興味を持ち、理解を深めておくことは、食の専門家である栄養士として活躍する上で大いに役立ちます。この研究室では先ず味覚のしくみと検査方法を理解し、その後自らの体験を通して、味覚に影響を及ぼす様々な因子（味覚修飾物質や温度など）や、味の相乗効果・対比効果、嗅覚が味わいに及ぼす影響などについて調べました。

私たちは食事をするときに毎日味を感じているわけですが、味覚について体系的に実習する機会は普段ありません。今回、様々な実験を通して味覚について理解を深め、知識を増やすことができたと思います。またこのセミナーでは、学生自ら実験テーマを提案する機会や実験結果をまとめてプレゼンテーションする機会を設けたことから、主体性、思考力や表現力を養うこともできたのではないかと思います。

今後、栄養士として活躍していく中で、これらの学びが活きてくることを期待しています。