お知らせ 食物栄養学科
【食物栄養学科】2年生が卒業セミナーの一環として学外学修に参加しました。
ホシザキ南九株式会社で学外学修が行われました!
令和5年11月27日(月)、秋吉研究室、本田研究室及び原田研究室に所属している学生22名が、ホシザキ南九株式会社のオープンキッチンで行われた病院・高齢者施設の食事提供に関する調理実演カリキュラムに卒業セミナーの一環として参加しました!
この研修は、本学科の2年後期に開講される卒業セミナーの特別講義として計2回行われました。
2回目の開催となる今回の研修では「病院・高齢者施設の食事提供について」をテーマに、嚥下食や食物アレルギー対応などのメニューを実際に実演いただき、多種多様な厨房機器の機能や特性について多くの事項を学びました。
~今回、実演していただいたメニュー~
★濃厚さといもアイスクリーム(乳・卵不使用)
★枝豆とコーンの米粉蒸しパン(小麦・乳不使用)
★豆乳マヨネーズ(卵不使用)
~「ブリクサー」の紹介~
ここでは病院や高齢者施設で提供されるペースト食について学びました。「家庭用ミキサー」と「ブリクサ―」、それぞれ用いてほうれん草をペースト状にし、食べ比べを行い、仕上がりの違いを比較しました。家庭用ミキサーでは加水しないと刃が回りませんが、加水することで濃度が薄まり、味も水っぽくなってしまいます。しかしこのブリクサーは加水せずに大変なめらかなペースト状にすることができるため、濃度はそのまま、素材本来のおいしさを味わうことができます。
~ほうれん草のペースト・枝豆とコーンの米粉蒸しパン・豆乳マヨネーズ~
ほうれん草ペーストの食べ比べに続いて、卵・乳・小麦粉不使用のアレルギー食「里芋アイスクリーム」「蒸しパン」「マヨネーズ」の作り方も教えていただきました。アレルギーを引き起こす恐れのある食材(卵、乳や小麦粉等)を使用しなくてもそれらを使って製造した食品に近づけるような数多くの工夫がなされており、実際に試食した学生もそのおいしさに驚いていました。
また、「再加熱カート」と「再加熱キャビネット」についてもご紹介いただき、給食の現場で、取り入れた際のメリット等について学びました。
今回は本年度2回目の研修でしたが、前回と同様に参加した学生は興味深そうに先生方の話を聞くとともに熱心にメモを取っていました。講義後にも、会場に置いてある機器や食形態別の料理などを観察する学生や講師の先生方に質問する学生が多く見られました。今回の研修は、参加した学生にとって大きな学びになることはもちろん、就職してからの強みにもなることでしょう。
このたびは大変お忙しい中、将来の厨房を担う栄養士の卵たちのために、熱心に調理実演を交えて講義してくださいましたホシザキ南九州株式会社の皆様に心より感謝申し上げます。貴重な学びの機会をご提供いただき、本当にありがとうございました。