お知らせ 食物栄養学科
【食物栄養学科】卒業セミナー紹介② ～本田研究室～
2年次後期の卒業セミナーでは、学生が希望する教員の研究室に所属し、興味や関心のあるテーマについて調査・研究を行います。
今回は、本田研究室での卒業セミナーの様子を紹介します。
この研究室では、主に医療福祉等の現場ですぐに活躍できる実践的スキルを磨いています。校外実習の際に「もっと勉強しておけばよかった」と痛感する栄養士の知識や技術を中心に、一歩先の即戦力を持つ新人栄養士の育成を目指したトレーニングを実施しています。例年、どの回でも活発な意見交換や質疑応答が行われ、これから巣立っていく学生の成長が頼もしく思える授業でもあります。
今回ご紹介するのは、大人気のスチコンセミナーと嚥下食セミナーの回です。
スチコンとはスチームコンベクションの略語で、「オーブンにスチーム発生装置を取り付けて熱と蒸気を制御することで複数の調理方法を１台で実施することを可能とした多機能加熱調理機器」のことです。今年も特別講義として㈱レオックの社員の方々を講師としてお招きしました。レオックの先生方、栄養士の卵への熱心なご指導を本当にありがとうございました。
写真①
スチコンセミナーの様子。スチコンが使いこなせる栄養士は現場でも強い！
写真②
無水調理で糖度もアップ！栄養満点の無水ポタージュが完成！！
写真③
科学的根拠に基づいて、下処理の方法を工夫するだけで食感も味も違う！！
写真④
段階別嚥下食調理実習の様子。嚥下食の美味しさと飲み込みやすさに感動！
写真⑤
摂食嚥下機能のレベルに応じた食形態も、
食べ比べると飲み込みやすさの違いが分かるね！
写真⑥
嚥下食調理実習の前に高齢者疑似体験（エルダートライ）も実施しました。
可動域が制限され、食べることのつらさを経験することで、
嚥下食や通常の献立作成、調理時の気づきを得ることができました！