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お知らせ 食物栄養学科

【食物栄養学科】「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~」が実施されました!

「ひらめき☆ときめきサイエンス〜ようこそ大学の研究室へ~」とは、大学や研究機関で「科研費」により行われている最先端の研究成果に小・中・高校生が直接触れることによって科学のおもしろさを感じてもらうことを目的に、日本学術振興会が推進するプログラムのことです。本年度、本学科の菊池秀彦教授の「食品成分による自然免疫力(食細胞の活性酸素産生能力)増強の可能性を探る!」が「ひらめき☆ときめきサイエンス〜ようこそ大学の研究室へ~」に採択されました。このプログラムについて、11/3(金)と11/23(木)の計2回の実施を予定しており、1日目となる11/3(金)には高校生6名が参加して開催されました。

 

今回のプログラムでは、白血球の活性酸素産生能(白血球が活性酸素を作り出して殺菌を行う能力、免疫機能に重要)に植物性化学物質が及ぼす影響を調べる実験を体験しました。通常、何かと悪者扱いされることの多い活性酸素ですが、発生する場所、時間及び量が適切な場合には人体にとって重要な役割を果たす物質となります。逆に、発生する場所、時間及び量が不適切な場合には、よく知られているような害悪をもたらします。例えば、白血球の活性酸素産生能を活性化する物質が見つかれば、それを適切に利用することにより免疫力を増強する効果が期待できます。

 

参加した高校生からは、「普段の生活では知ることのできない理科の面白さに興味を持った」、「実験の内容は難しかったが、本格的な設備のもと実験を行い、有意義な時間となった」や「研究で新たな発見をみつけることもやってみたい」という感想を頂きました。また、プログラムの最中、終始楽しそうに実験をしている高校生を見て、担当者も大変嬉しく感じました。

参加して頂いた6名の高校生の皆さん、ありがとうございました♪

倒立顕微鏡での細胞の観察
シャーレへの培地の分注
血球計算盤による細胞数計測
遠心分離機で細胞を沈殿させています

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