お知らせ 食物栄養学科
【食物栄養学科】実験実習紹介⑦ 1年次後期 栄養学各論実習
この実習では、献立作成や調理実習を通じて、各ライフステージ(妊娠・授乳期、乳幼児期、学童期、思春期、成人期、高齢期)に適した栄養や食事のポイントを学習します。また、個々の調理技術を高めるため、きゅうりの輪切り、りんごの皮むきや玉ねぎのみじん切りなどの包丁のテストを実習内に行っています。
今回は、「保育所給食」をテーマに行った調理実習の様子をご紹介します。
【スパゲッティミートソース】
麺はたっぷりのお湯で茹でます。幼児が食べやすいようやわらかめに茹でます。
ミートソースには、苦手な子どもが多いにんじんを細かく切って加え、ケチャップやウスターソースで味付けし、食べやすくします。
見た目も美味しさの重要な要素であり、盛り付けまで丁寧に行います。
【トマトスープ】
トマトの皮は子どもの口の中に残りやすいため、皮を剥いて食べやすくします。
トマトを穴じゃくしに乗せ湯の中に数十秒入れると… 写真のように、皮が綺麗に剥けました!
【ほうれん草サラダ】
ほうれん草とにんじんを茹でて、子どもが食べやすいようにマヨネーズで和え、ゆで卵の黄身の裏ごししたものを上に振りかけ、黄色が鮮やかなミモザサラダに仕上げました。
ひと手間かけることで、子どもも喜んで食べてくれそうな美しいサラダができあがりました♪
【フラワーポテト】
さつまいもは裏ごしをしてなめらかな食感に仕上げます。熱いうちに手早く裏ごしするのがポイントです。裏ごししたさつまいもに牛乳・バター・砂糖を少量加え、バニラエッセンスで風味をつけ、絞り出し袋に入れてそれぞれ好きな形に絞り出します。授業中は、学生たちが楽しみながらハートやお花の形を作り出す姿が見られ、彼女らは園児に「楽しんで調理すること」を体験させることで、保育所での食育を有効的に実践できる可能性を実感したようでした。
いちごジャムを添えて、完成しました♪
今回のメニューは「保育所給食」ということで、「幼児が食べやすいよう柔らかさなどに配慮すること」、「味覚を育てるため薄味にすること」や「見た目に楽しめる工夫」などを、教員の説明や調理実習を通して学びました。2年次には保育所での校外実習が控えており、さらには保育所への就職を希望する学生も年々増加傾向にあります。校外実習や仕事などに、今回の授業での経験をぜひ活かしてもらいたいと思います。