お知らせINFORMATION

お知らせ 食物栄養学科

【食物栄養学科】実験実習紹介① 1年次前期 生化学実験

1年前期の生化学実験の授業では、生化学研究に使われる種々の実験法の原理や手法について実験を通して学んでいます。

生化学は栄養学の基礎となる科目の一つで、三大栄養素(糖質、脂質およびタンパク質)の性質とその代謝機構、そして遺伝情報の制御機構について学びます。生化学実験は、生化学の知識を基に(1)課題に積極的・主体的に取り組む姿勢を養う、(2)実験を通して自然現象や生命現象を理解する目を養う、(3)実験ノートやレポートの書き方等を含む基礎的実験遂行力を修得する、を到達目標としています。

今回は、野菜、果物やお菓子などの身近な食材に含まれるビタミンCの検出実験を行いました。

水に溶解すると青色を呈する2,6-ジクロロインドフェノール(DCIP)は、酸性条件下では赤色となる一方、還元されると無色となります。この原理を利用して、DCIP溶液をしみ込ませたろ紙(ビタミンC検出紙)に食材をスタンプしてビタミンC検出紙の色の変化を観察しました。


写真のように、食品をスタンプした箇所は、白色もしくは赤色に変化しました。このように、今回の実験ではどんな食材にビタミンCが含まれているのかを視覚的に知ることができました。

今後は、塩析やイオン交換クロマトグラフィーを利用したタンパク質精製実験、抗原抗体反応を利用したイムノブロット法、DNA精製実験やPCR反応を用いた遺伝子型同定実験を実施する予定です。

野菜や果物はカットする
お菓子などは水に溶かす
ろ紙にスタンプ
ビタミンCの検出

その他のお知らせ