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お知らせ 食物栄養学科

【食物栄養学科】学科教員の論文2報が食品科学教育協議会会誌に掲載されました。

 本学科の教員が研究・執筆した論文2報が令和4年3月に出版された食品科学教育協議会会誌に掲載されました(オンラインでの公開は令和4年4月14日)。

 

 (1) Hidehiko Kikuchi: Pheophorbide-a acts as a photodynamic DNA-damaging reagent that causes remarkable increase in 8-hydroxydeoxyguanosine in cellular DNA. 食品科学教育協議会会誌、13巻1号、p.15-19、2022年

 クロロフィルaの誘導体であるフェオホルバイドaは、癌の光線力学的療法(ガン細胞に光増感剤を取り込ませた後に光を照射して殺傷する治療法)のための強力な光増感剤として期待されています。本論文では、一重項酸素などの活性酸素種がフェオホルバイドa存在下での光線力学的反応によって発生して、細胞内での8-ヒドロキシデオキシグアノシン(DNA損傷の一形態)の生成を促進することを明らかにしました。

 

 (2) 相良剛史、森口裕子、吉田茉夕、原田香、西堀尚良、橋本多美子:わかめ乾製品の添加が製パン性に及ぼす影響について、食品科学教育協議会会誌、13巻1号、p.31-38、2022年

 本論文は、廃棄されることが多い茎わかめやめかぶの有効利用法の開発を目的として、これらの乾製品の添加が製パン性に及ぼす影響を調べたものです。製造したパンを物性評価や官能評価に供したところ、めかぶ乾製品を添加したパンは無添加のパンに次ぐ良好な評価を得ました。この研究成果は、めかぶ乾燥粉末の製パン原料としての可能性を示唆するものと言えます。

 

オンライン版のURL: https://shokuka.jp/kaishi_2022_13_01.html

*本論文は上記URLにて無料で全文読むことができます。

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