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お知らせ 食物栄養学科

【食物栄養学科】2年生が学内実習に臨みました。

 本学科では栄養士免許取得のため2年次に学校・保育所のいずれか、事業所及び病院の計3箇所で校外実習を行います。8月末からは病院と事業所の校外実習を予定していましたが、今年度は新型コロナウイルス感染症拡大により一部中止になった学生のための校外実習の代替措置として学内実習を行いました。学内実習を行うにあたり、感染症拡大防止対策として、手指消毒、マスク着用の徹底、換気や黙食等の対策に十分に取り組みました。

 

 9月6日(月)~9月10日(金)の5日間は病院・医療福祉給食について、9月13日(月)~9月17日(金)の5日間は事業所給食について学習し、各実習内容に関する動画の視聴・調べ学習、献立作成や在宅調理実習、小グループに分かれてのディスカッションなどを行いました。各週の最終日には1週間で学んだことを、各実習の課題に沿って1人ずつ発表しました。

 

 発表では様々な感想や意見などを聞くことができました。1週目の病院・福祉施設給食では、これまでの学習を踏まえて、未来の給食について、またこれからの栄養士の役割について考え、発表しました。多職種協働の現場に不可欠な“コミュニケーション能力”また、インシデント・アクシデントに順応できる“臨機応変な対応力”を、今後栄養士に必要とされる課題として、身につけたいといった感想が多くありました。

 

 2週目の事業所給食の献立発表では、中高年男性をターゲットとした社員食堂で提供する献立を考え、献立に関するコンセプトについて発表を行いました。さつまいも、きのこや秋野菜など旬の食材をふんだんに使用した献立や、中高年男性に適した満腹感ある献立、また働き盛り世代には積極的に摂取してもらいたいビタミンB1を多く含む豚肉を使用した献立など、多種多様な献立が見られました。大学の講義内で学んできたことに加え、学内実習で学び得た知識を折り合わせた発表内容であり、一生懸命実習に取り組んだ成果が伺えました。

 

 実際の現場を経験することはできませんでしたが、学内実習でも今後栄養士として活躍するために必要となることをたくさん学ぶことができ、5日間という短い期間でしたが充実した実習になったと思います。今回学んだことを、今後の大学での勉学や就職後の仕事等に活かしてもらいたいと思います。

 

病院・医療福祉給食についての発表【9/10(金)】事業所給食についての発表【9/17(金)】

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