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お知らせ 食物栄養学科

【食物栄養学科】2年生が校外実習(学校・保育所)に行ってきました①

 6月7日(月)から6月11日(金)までの5日間、2年生が学校給食施設(小・中学校、共同調理場、給食センター)および保育所へ校外実習に行きました。

 

 今回は、保育所実習について報告いたします。

  保育所実習の目的は、給食に関する栄養士の実務を体験し、子どもの成長・発育段階に応じた食事づくりや食育に関しての理解を深めることです。熊本県内の保育施設で、5日間の実習を行いました。

  調理実習では、幼児食、離乳食やおやつ作りに携わり、提供時間までに仕上げることの大変さや自身の調理技術の不足を感じた学生も多かったようでした。大人に比べて免疫力が低い子どもたちのために、衛生管理に十分注意を払い、愛情を込めて調理を行いました。

 

 そよかぜこども園では様々な食育活動を実施されており、実習中に見学させていただきました。園内にある畑では旬の野菜を栽培し、今の時期には、トマト、キュウリ、ナス、ピーマンなどを育てています。実際に園児が育てた野菜を給食に使用し提供することで、自身がお世話をした野菜への思い入れから好き嫌いが改善されるなど、食育の効果が見られました。そのほか、その日の献立に使用した食材をボードで三大栄養素に色分けし、子どもたちに食べ物のはたらきについて学んでもらっています。畑の見学や、栄養士の先生と園児がふれあう様子をみて、食育活動の実際を肌で感じることができました。

 調理作業では、食材の検収、切込み、下処理、盛り付けや食器洗浄、離乳食の調理など様々な栄養士業務に携わりました。学生が考えたおやつの調理・提供も行い、食事見学の際に園児から『美味しかった』『おかわりする!』といった感想があり、達成感を得ることができたようです。

 

 5日間という実習期間を通して、保育園栄養士の業務や給食提供の流れ、子どもたちとの関わり方を学んだことに加え、現場の大量調理を経験し自身の調理作業の反省から、調理業務への取り組み方や手際の良さが重要であることを再認識しました。

  短い期間ではありましたが、実習施設の皆様にご指導頂き、充実した実習を行うことができました。実習生を快く受け入れて頂き、学生・教職員一同、大変感謝しております。なかでも、お忙しい中、熱心にご指導頂きました栄養士・調理員の先生方、園長先生をはじめ職員の皆様に心より御礼申し上げます。 

 

 三大栄養素の色分けボードおやつ献立『いちごの蒸しまんじゅう』
アレルギー対応食も調理しました(右)
園内の畑で様々な野菜を育てています立派なピーマンが実っています

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