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お知らせ 食物栄養学科

【食物栄養学科】実験実習紹介② 1年次前期 生化学実験

 この授業では、現代の生化学研究に使われる種々の実験法の原理や手法について実験を通して学ぶものです。

 生化学は栄養学の基礎となる根幹科目の一つです。そこでは、三大栄養素(糖質、脂質およびタンパク質)の性質とその代謝機構、そして遺伝情報の制御機構について学びます。生化学実験は、生化学の知識を基に(1)課題に積極的・主体的に取り組む姿勢を養う、(2)実験を通して自然現象や生命現象を理解する目を養う、(3)実験ノートやレポートの書き方等を含む基礎的実験遂行力を修得する、ことを目的に行われます。

 

 今回は、生体触媒として生命現象を制御する酵素の性質を体験・学修することを目的として、パイナップルに含まれるタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)の活性を測定する実験を実施しました。

 パイナップルに含まれるブロメラインというプロテアーゼは、タンパク質であるカゼインを加水分解します。分解によって生じたペプチドの量を分光光度計計測することにより、プロテアーゼ活性の測定を行いました。

 生化学実験では、マイクロピペットという精密機器を使用します。不慣れな機器を使用するためもあってか、納得のいく実験結果を得ることができなかった班もありましたが、失敗した場合でもその原因などについて考察し、論理的なレポートの作成に取り組んでいます。

 今後は電気泳動やイムノブロット法などを実施する予定です。

 

吸光度測定の様子実験結果

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