お知らせ 食物栄養学科
【食物栄養学科】卒業セミナー紹介②『菊池研究室』
2年次後期の卒業セミナーでは、学生が希望する教員の研究室に所属し、興味や関心のあるテーマについて調査・研究を行います。
今回は、菊池研究室での卒業セミナーの様子を紹介します。
この研究室では、6名の学生が「遺伝子解析班」と「応用微生物班」とに分かれて研究を行っています。
遺伝子解析班(学生2名)では、ヒトの持つ特定の遺伝子の発現量(どのくらい働いているかを示す量)について、RT-PCRの手法を用いて解析しています。今年は、主として活性酸素の産生に関わる遺伝子や様々な遺伝子のスイッチをオンにする遺伝子について解析しました。
応用微生物班(学生4名)では、昨年度開発した乳糖資化性酵母を用いての「真正牛乳パン」の栄養学的な改良を目指して、添加する牛乳の量を増やしたパンの製造を行ないました。この他、使用する酵母の量についても検討を加えました。
何れの班でも、それぞれ新たな知見が得られ、発表に向けてデータを取りまとめているところです。
この卒業セミナーでの研究体験が、今後の仕事等に活かされることを願っています。
*遺伝子解析班 | |
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PCR装置によるDNAの増幅 | 解析ソフトによる遺伝子発現の解析 |
*応用微生物班 | |
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培養した酵母の集菌 | 集菌した酵母を使ってのパン製造 |