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お知らせ 食物栄養学科

【食物栄養学科】2年生が校外実習(学校・保育所)に行ってきました②

 今回は学校実習について、八代市麦島学校給食センターでの実習内容を中心に報告します。

 

 学校実習では、給食に関する栄養士の実務について体験し、児童・生徒を対象とした給食の管理や栄養教育の理解を深めます。これまで大学で学んできた知識を実践へとつなげる、貴重な5日間となりました。

 調理現場では、食材量の多さに驚き、野菜の切り込みや回転釜での加熱作業など、大量調理の大変さを実感しました。また、徹底された衛生管理、調理員の方々との連携の重要性など「安心安全でおいしい給食」を提供するための知識や技術に加えて、給食に携わる方々の努力を学ぶことができました。給食を「作る側」の立場を経験し、子どもの命を預かる責任の重さや、栄養士・調理員の皆さんへの感謝の気持ちを感じたようでした。

 
 八代市麦島学校給食センターでは、調理した給食を近隣の小・中学校や幼稚園に配送しており、学生も実際に食材の検収から調理、配膳、配送の流れを経験させていただきました。自分たちが調理した給食を子どもたちが“美味しい”と食べている姿を見て、とてもやりがいを感じたようです。

 その他にも、アレルギー対応食の調理見学や各クラスでの食育活動について学び、また栄養教諭の先生から学校給食の献立作成について教えて頂きました。食育活動では、クラス担任の先生と話し合いを重ね、活動内容を計画することを知り、献立作成では、栄養面に加えて、作業工程の効率化にも配慮した献立を作成することや、調理師の方々と積極的にコミュニケーションをとりながら作業を進めることの重要性を学びました。給食管理に携わる上で、さまざまな職種の方と連携をとることの大切さを再認識しました。

実習期間中には、麦島小学校で“目の愛護デー”をテーマに目に良い栄養について、2年生のクラスで食に関する指導を行いました。話し方や媒体の見せ方など工夫を凝らして取り組みました。一生懸命聞いてくれる児童に嬉しさを感じる一方で、聞き手の興味や知識を引き出せる話し方をさらに身につけたいと感じました。

 

 短い期間ではありましたが、給食時間の見学や児童への指導など、校外実習でしか学べないことを経験し、学生も多くの収穫が得られたようです。実習前には不安を抱えていた学生も、実習施設の皆様に温かく迎えて頂き、いきいきとした表情で実習に取り組んでいました。

 

 最後になりましたが、お忙しい中、熱心にご指導頂きました栄養士の先生方をはじめ、各実習施設の皆様に心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

食材の検収を行いました。食に関する指導の様子【目に良い栄養について】
作成した媒体資料①作成した媒体資料②

 

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