お知らせINFORMATION

お知らせ 食物栄養学科

【食物栄養学科】実験実習紹介⑧ 1年次後期「栄養学各論実習」

   この実習では、ライフステージ別の生理機能の特徴と栄養の関係を学び、対象に応じた献立作成、調理実習を体験的に学習します。自分たちで考えた献立について実習することにより、作業計画や発注など栄養士業務の一端を学びます。さらに到達目標を、“ライフステージ別の栄養の特徴を理解し、対象に応じた献立作成・栄養価算定ができること”や“基本的な調理技術を身につけ、効率のよい作業計画が立てられる”こととし、実習を行っています。
 ライフステージとしては、妊娠期・授乳期・乳児期・幼児期・学童期・思春期・成人期・高齢期をテーマに、講義・調理実習を行います。
 

 今回は、幼児期を対象とした実習の様子をご紹介します。

 

 幼児期は、満1歳~5歳までの約5年間を指し、この時期には、食の固さや形状、分量、調理法、与え方など個人の発育の状態に配慮して食事を与える必要があります。さらに、食に対する好き嫌いが生じ始め、偏食、むら食い、遊び食い、小食、食欲不振などといった摂食上の問題も生じやすくなります。学生は講義や調理実習を通して、幼児期の食の特徴を学び、対象者にあった調理方法などについて理解を深めていきます。

 

 今回の調理実習のテーマは、『3~5才児のお弁当』で、学生が彩りや旬の食材、栄養などを考案して考えた献立で調理を行いました。幼児期の子どもは、3食では十分な栄養を摂ることが出来ないため、間食(おやつ)も献立に入れました。クラスごとに献立内容が異なるため、調理実習の様子や盛り付けにも違いが出ました。今回の献立や調理風景は下記のようになりました。

 

<献立>
    1組2組
    お弁当 お弁当
     ・枝豆とわかめのおにぎり  ・デザインごはん
     ・豚おくら  ・ひき肉と豆腐のハンバーグ
     ・卵焼き  ・カニカマの卵焼き
     ・きんぴらごぼう  ・野菜(ブロッコリー、ミニトマト)
    おやつ  ・フルーツ(りんご)
     ・スイートポテト  ・牛乳 おやつ
  ・スイートポテト  ・牛乳

 

 

【1組】
 幼児期の子供でも食べやすい大きさに調理しました。 愛情をこめておにぎりを握りました!
 
5人分のお弁当の盛り付けは大変です!野菜がたくさん入ったお弁当が出来ました。
 スイートポテトも可愛く飾り付けされています☆
    献立を考えてくれた担当班の学生です。
 彩りの良いお弁当ができたようですね。

 

 

【2組】
ハンバーグにいい焼き色を付けることが出来ました。海苔でデザインごはん作成中...
りんごの飾り切り(市松模様)も頑張りました。一生懸命盛り付けています。
 

色んなデザインごはんが出来ました。

 班で協力して、可愛いお弁当が作れました!

 

 

 

今回調理実習で使ったお弁当箱は、学生が保育園や幼稚園で使っていたお弁当箱を使いました。対象者にあった食事の量も試食で体験できたと思います。可愛く盛り付けられたお弁当を、各班楽しみながら試食しているようでした。

 

その他のお知らせ