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お知らせ 食物栄養学科

【食物栄養学科】実験実習紹介① 2年次前期「栄養指導論実習Ⅱ」

 この実習では、栄養指導論や栄養教育論などの講義で学んだ知識を、実習を通して体験的に学習します。

 班ごとに課題を設定し、ローテーション実習で進めていきます。具体的には、栄養計算ソフトを用いた栄養価算定と評価、エルゴメーターなどを用いての身体状況の把握とアセスメント方法、生活時間調査と消費エネルギー量の算出、対象別献立作成と発表(料理実演)、食品構成作成・発注量の計算、栄養指導計画案と指導媒体作成、個人栄養指導、集団栄養指導などを行い、栄養士に必要な幅広い知識・スキルを実践的に身に付けることを目的としています。

 また、校外実習対策として、給食だよりや園児・児童向けの食に関するアンケート作成、紙芝居の作成・発表、食に関する指導発表なども行います。

 

 下記の写真には、 集団指導や料理実演の様子などを掲載しています。

 集団指導では『高血圧症』をテーマに発表を行った班の様子です。高血圧について原因や基準値など、媒体を用いて対象者に分かりやすく説明したり、すぐに取り組むことができるような食事療法に加え、スクワットやアキレス腱伸ばしなど実際に対象者に一緒に行ってもらいながら運動療法の説明を行うなどしました。

 料理実演では『糖尿病』をテーマに実演しました。実際に学生が考えた献立を調理しながら、作り方や料理、食材のポイントを紹介していきます。この日の献立は【ご飯、魚のチーズ焼き、海藻サラダ、きのこスープ、りんごのヨーグルト】でした。対象者の病態が糖尿病であったため、病態に合わせて食物繊維を多く摂取できるよう、野菜や海藻、きのこ類を豊富に使用し、旬の食材を沢山取り入れた、彩も良い献立でした。

 

 料理実演や集団指導の発表後は、対象者として参加した学生から“良かったところ”“改善が必要な点”などについてコメントをもらったり、先生からのフィードバックで改善点などを踏まえ、今後の学習や校外実習に繋げています。

  
集団栄養指導の様子。発表者以外の学生は対象者になりきり、指導を受けながら評価します。(上記は動脈硬化のメカニズムについて説明しています。)  実践を交えた運動療法(スクワット)
  
集団栄養指導後は、対象者の班から客観的な意見を聞くことで学びが深まります。 先生からも集団指導や料理実演の発表についてフィードバックして頂きます。
  
 料理実演の様子。調理のポイントをわかりやすく説明しながら実演します。 料理実演で調理した糖尿病食です。

 

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