尚絅大学・尚絅大学短期大学部

今回は、生活科学部4年生による栄養サポートの活動内容についてご紹介します。

生活科学部4年生の2名が、尚絅高校陸上部の高校駅伝大会前合宿に加わり、部活動生が大会でベストを尽くすために、朝食提供を通じて栄養サポートを実施しました。その報告会が、令和4年12月13日5限目と12月15日5限目に行われ、活動に興味のある本学部1～4年生の学生や教職員が多数参加しました。

活動内容としては、令和4年10月25日～11月3日の8日間の朝食の献立作成をし、献立作成後は、食材の調達から調理、提供までを実施した旨の報告がありました。献立作成を行う中で、疲労回復や筋肉分解抑制かつ筋肉の修復を考慮しながら、特に「エネルギー、たんぱく質、炭水化物、ビタミンB_1、ビタミンC、カルシウム、鉄」を意識して献立作成を行ったようです。同時に、決められた食材費で、栄養素を満たし、かつ美味しく満足感のある献立を立てることはとても大変であったとのことでした。

実際に朝食を食べた高校生からは、「午後からの練習も元気に走れた！」「白飯の量は変わらないのに、満足感が得られた！」「バランスがよく、野菜がたっぷりだった！」「デザートも楽しみだった！美味しかった！」という嬉しいお声をたくさんいただきました！

4年生は今回の活動を通して、高校生が食に興味関心を持つようになってくれて、達成感ややりがいを感じるとともに、自分自身もスポーツ栄養を学ぶことができ貴重な経験となったようです。

最後には、報告会に参加した学生から「国家試験勉強や卒業研究、就職活動などで忙しい中、両立してこのような取り組みをしていることは、とてもすごいと思いました」などの感想が述べられ、また活発に質疑応答も行われるなど、充実した報告会となりました。

なお、本活動の取り組みは、令和5年3月に発刊される尚絅大学研究紀要第55号に事例報告として掲載される予定です。