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お知らせ 文化コミュニケーション学科

【現代文化学部】授業紹介「クリティカル・リーディング」

1年生向けの必修科目に「クリティカル・リーディング」という授業があります。「クリティカル・リーディング」とは直訳すれば「批判的読解」となりますが、これは必ずしも「文章を非難するために粗探しをしながら読む」といった意味ではなく、むしろ「文章を客観的に把握するために吟味しながら読む」というニュアンスです。

いうまでもなく現代社会は情報に満ちあふれており、各々が情報の良し悪しを判断する力が求められています。もちろん、人はそれぞれに異なる思想や信条を持ち、人によって異なる理想社会を思い描くでしょう。しかしその一方、人々がより良い社会を目指すためのコミュニケーションにおいて、最低限守らなければならないルールもあります。それは「論理的でなければならない」というルールです。お互いが支離滅裂な言葉の応酬に終始していたのでは、より良い社会が築けるはずもありません。

論理の力は、大学でのレポートや卒論においてだけでなく、卒業後のさまざまな現場で当然に必要な力です。授業「クリティカル・リーディング」では、学生はいくつかの少人数クラスに分かれ、各教員に文章の読み方を示してもらいながら、新聞記事や研究論文などさまざまな文章を読んでいきます。教員の丁寧な手ほどきを通して、学生に論理の力を身につけてもらいたいと思っています。

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