尚絅大学・尚絅大学短期大学部

尚絅大学現代文化学部と大津町議会は、議会広報編集分野における連携協力協定を締結しています。平成29年度以降、1年生向け授業「社会調査法」および2年生向け授業「社会学概論」（いずれも黄蘊准教授）の一環として、定期的に大津町議員と意見交換会を行ったり、また学生たちが大津町議会まで出向き議会傍聴をしたりしてきました。

議員の方々を教室に招き行われた意見交換会においては、「議会と議員の役割」「地域社会と政治・選挙」「議会だよりの役割」などのついての説明や、質疑応答などが行われました。それらを通して、学生たちは「政治とは何か」「地域社会にどのような問題が存在しているのか」について多くのことを学べたのみならず、政治家と触れ合うという貴重な体験をするなど、視野を広めることができました。

また学生たちは、大津町議会が発行している議会だよりの内容や誌面構成について、学生の目線でアドバイスを行ってきたほか、議会傍聴の感想や学生が考える「選挙」「政治」といった特集記事の執筆も担当してきました。

令和4年5月に全国町村議会議長会が発行した「議会力アップのための活動例〜住民とともに歩む議会像を求めて〜」（初刊行）の25例の中のひとつに、大津町議会と尚絅大学現代文化学部との連携活動が先進事例のひとつとして取り上げられ紹介されました。本学部の教員、学生ともにそれまでの活動が評価されたことを喜び、それを励ましとすると同時に、今後とも大津町議会との相互協力を進め、学生の実践型の学びを一層深化させていきたいと考えています。