尚絅大学・尚絅大学短期大学部

2月27日、3年生の授業「課題探究プロジェクト演習Ⅱ」（柳田紀代子教授）の一環として、人吉市の観光や地域活性化に関する学生の提案を人吉市長に向け発表しました。

「課題探求プロジェクト演習Ⅱ」では、令和2年7月豪雨で被災した人吉市をフィールドに設定し、地域活性化や観光の復活をテーマに授業を行ってきました。人吉市はじめ多くの関係の皆様方のご協力により、普段のマスコミの報道からはなかなか伝わってこない生の声を聞く機会を得られ、学生たちは15回の授業を通じて災害復興についての学びを深めることができました。

とくに10月のフィールドワークでは、青井阿蘇神社やHASSENBAにおいて、災害にあった際の生の声を直接聞くことができましたし、街中での更地の様子や人吉ひかりの復興プロジェクトの新たな挑戦についてもお話を伺うことができました。

今回の人吉市長への提案は、残念ながらまん延防止等重点措置期間中だったためオンラインでの実施となりましたが、直接、人吉市長はじめ多くの地元の方々との意見交換ができました。以下の「提案内容」で、学生各グループの提案の概要をご覧になることができます。
・提案内容

人吉市長からは、「人吉に若い人達に多く来てほしいと考えてきたが、本日はなかなか意見を聞くことのできない若い女性の意見をいただき、新鮮な気持ちで聞いた。自分だけでなく、人吉の関係の方々と提案書の内容を共有し、できることからしっかりと取組んでいきたい」とありがたい言葉をいただきました。

災害からの復興は簡単ではないことは熊本地震の例からも明らかではありますが、人吉市の一日も早い復興を学生と共にお祈りしています。