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お知らせ 文化コミュニケーション学科

【現代文化学部】下通での「肥後のひなまつり」に参加しました

2月26日から3月3日まで、熊本市下通アーケードでイベント「肥後のひなまつり」が開催されましたが、本学部の授業「地域コミュニティ創造論演習」の学生たちもこのイベントに参加しました。学生たちは、下通繁栄会および株式会社ネットワークと連携しながら、ひな飾りや自分たちの作品を展示しました。

ひな祭りは世界で唯一とも言える女性のための祭りですが、今日のひな祭りは「女の子」の祭りというイメージが強く、大人に成長するとともにひな祭りに対する思いや関心が薄れているのが実情ではないでしょうか。

そこで今回の出展では、「女の子」というより「社会における女性」への関心を高めてもらうことを意図しました。具体的には、大正から昭和初頭にかけて社会現象となった「モダンガール」という文脈をひな祭りに導入し、ひな祭りの新たな解釈を試みました。

「モダンガール」の名付け親である北澤秀一氏は、この言葉の意味を「自分の個性を尊重すると共に他の個性も尊重」「生き生きとした美しさを持つ」女性であると説明しています。

学生たちは「モダンガール」時代の社会や生活・情緒を想像しながら、その時代を生きていた「二人のモダンガールの部屋」を作品として形にしました。社会においてお互いの個性を尊重し合い、あらゆる分野で生き生きとした美しさを持って活躍できる女性とは、かつてどのような姿だったか、そしてこれからどのような姿としてあるべきか、真剣に考えるきっかけになりました。

学生たちの展示を見てくださった多くの方々にも、女性に対するこのような思いを届けられたのではないかと感じています。また改めて、日本の伝統文化・ひな祭りの素晴らしさを感じる機会になったと思います。

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