お知らせINFORMATION

お知らせ 文化コミュニケーション学科

【現代文化学部】授業紹介「課題探求プロジェクト演習Ⅱ」(柳田紀代子教授)

3年生向け選択科目「課題探求プロジェクト演習Ⅱ」では、熊本地震からの復興に取り組む温泉旅館を研究対象とし、旅館の再生について学びました。

自然豊かで多くの水源に恵まれた南阿蘇村にある「荒牧旅館」。若山牧水ゆかりの140年以上の歴史ある老舗旅館ですが、2016年の熊本地震で大きな被害を受けそのままになっていました。現在、内牧温泉の名旅館「蘇山郷」社長の永田さん、実業家の松原さん、ニューヨークで働く弁護士の杉山さんなど、多くの人たちの知恵を結集させ、荒牧旅館を蘇らせる挑戦が行われています。

まずは東海大学阿蘇校舎や地獄温泉、阿蘇神社など被災地の現状を知るとともに、ホテル経営のトレンドや、先に復興した蘇山郷のリノベーションと経営モデルについて学びました。その後、非接触型・泊食分離を基本とした、新しいコンセプトのリゾートホテルについてディスカッションを行いました。3月7日に開通した新阿蘇大橋からすぐのところに、今夏、新しい「Aso Resorts Aramaki」がオープンする予定です。今回のディスカッションで飛び交ったアイデアが少しでも反映されていると嬉しく思います。

難しいテーマでしたが、新型コロナ下での新しいビジネスに挑む経営者たちの姿勢に大いに刺激を受け、さまざまな働きがいを学ぶ機会になりました。

その他のお知らせ