尚絅大学・尚絅大学短期大学部

「介護技術」の授業では、主に実技を通して介護について学んでいます。学びを通して、介護をする側のお話を聞く機会はありますが、される側のお話を聞く機会はほとんどありません。
そこで、今回は実際に介護を受けている障害者の方をお招きし、ホームヘルパーサービスを利用しながら一人暮らしをされている様子やお気持ちなどを伺いました。講師には、言語障害を持つ方に来ていただき、貴重なお話を伺いました。毎日の食事や外出、趣味、してもらって嬉しいこと、嫌なことなどを話してくださいました。受講している学生から、趣味の話や「推し」のことなどの質問があり、とても盛り上がり交流することもできました。
講師の方から、「言語障害があるけど、学生がしっかり聞いてくれて趣味の話もできてよかった。自分の声をちゃんと聞いてくれる学生さんたちと出逢えて嬉しかった」との感想を頂きました。

介護職の仕事場は、施設だけではありません。地域内で暮らす高齢者や障害者の生活を支えることも大事な仕事の一つです。卒業後も、街中や仕事で地域で暮らす障害者や高齢者の方と出逢った時、是非この日の目線を思い出してもらいたいです。