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お知らせ 栄養科学科

【生活科学部】新任教員紹介

 

今年度新たに着任された新任の先生をご紹介します。

教授 飯島美夏 先生
【専門分野】食品科学、食品高分子
【担当科目】食品学Ⅰ・Ⅱ、基礎化学、食品学実験、外国語文献購読 等

――これまでの経歴を教えてください。
東京の大学で助手をしながら学位を取得しました。学位取得後、東京の他大学で異分野の研究室で助手として勤務しました。その後、日本全国の大学で教員として食品学や食品成分のゲル化、未利用資源のバイオマスなどの教育研究に携わってきました。

――専門分野の研究と、どんなところが面白いか教えてください。
多糖ゲルの物性や多糖と水の相互作用に関して基礎的な研究をしています。多糖は僅かな化学構造の違いでゲル形成能や水との相互作用が異なります。「増粘多糖類」は広く食品に用いられており、食感に深く関係し、食生活を豊かにしています。また、生体高分子としてバイオ関係の研究にもつながっています。非常に多くの可能性を秘めている点が興味深く、ますます多くの場面で注目されると思います。
一方、実用化に関係する研究も最近進めており、果実ジュースや果実酒製造時に排出される果実搾りかすを活用したバイオマスプラスチックの研究にも取り組んでいます。地球環境に貢献できると思っています。

――趣味や特技について教えてください。
趣味は手芸で、布や糸を使って物を作ることが得意です。手先を使うことが好きなので、実験も趣味の延長にあります。

――人生に影響を与えた言葉や出来事がありましたら教えてください。
これまで多くの学生に出会い、多様な分野で活躍している卒業生のことを考えると、私自身刺激を受けます

――大学生にお勧めの書籍をおしえてください。
「料理と科学のおいしい出会い: 分子調理が食の常識を変える」(石川伸一著, 化学同人)
科学的で、とてもおいしそうに書かれている本です。

――これからの夢や尚絅大学で取り組みたいことについて教えてください。
学生のみなさんと一緒に研究し、新たな知見を得たいです。

――最後に、生活科学部の学生へ一言お願いします!
日々の生活の中で”食品”に興味を持って下さい。学生時代に、自分らしく、多くのことにチャレンジして下さい。

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