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お知らせ 文化コミュニケーション学科

【現代文化学部】ゼミ紹介⑤「小野澤ゼミ」

小野澤ゼミでは「実際の地域に出かけて、自分で歩いて、見て、考える」ことを大切にしながら、みんなで1つのテーマの研究に取り組んでいます。

今年の3年生に設定したテーマは「須恵村(現あさぎり町須恵)」。文化人類学者のエンブリー夫妻が1930年代に須恵村を調査して残した記録や写真、そしてその後に続く須恵村に関する研究論文をみんなで勉強した上で、須恵村が現在どのようになっているかを調べています。

フィールドワーク(巡検)では、90年前にエンブリーが描いた地図と現在とでどのように変化しているか土地利用調査したり、今でも続いている地域の行事「相良三十三観音めぐり」を体験してみたりしました。3年生の終わりには、ゼミ生がそれぞれ調べたことをまとめた「須恵村リスタディ報告書」の作成を目指しています。

実はこの共同研究には、卒業論文を書くためのノウハウがたくさん詰まっていて、それを実践的に学ぶためのものでもあるのです。

ゼミ生が実際に興味を持っているテーマはアニメツーリズムやコンテンツツーリズム、インバウンドツーリズム、テーマパーク、観光地戦略、ディズニー作品とさまざま。後期からは論文構成について学びながら、卒論テーマの絞り込みも行っています。すべての研究が「地域に出かける」必要はありませんが、「ゼミのみんなで調査研究した」経験を思い出しながら、これからの卒業研究を一緒に面白おかしく乗り越えていってもらいたいと思っています。

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