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お知らせ 文化コミュニケーション学科

【現代文化学部】ゼミ紹介①「三浦ゼミ」

現代文化学部3年生の必修科目に「表現コミュニケーション演習Ⅰ・Ⅱ」という授業があります。学生が自分の関心について教員や他の学生たちと議論を重ね、次年度の卒業論文につなげるというもので、普通の講義形式ではなく、いわゆる「ゼミ」と呼ばれる授業です。

今回の記事ではそのゼミのうち「三浦ゼミ」(三浦知志准教授)について紹介します。

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三浦ゼミのテーマは「マンガの表現を分析する」です。マンガのコマ割りやふきだし、キャラクターの描かれ方といったマンガのさまざまな表現が、物語の内容とどのような関係を結んでいるのかについて、理論的かつ具体的に学んでいく予定です。

といってもまだ新年度が始まったばかりですので、今は実際にマンガの分析に入る前に、広く美術一般について論じるために必要なポイントについて書かれた教科書を、ゼミ生みなで読んでいる段階です(その名も『美術を書く』という本です)。

これまで三浦ゼミからは、マンガに関するいろいろな卒業論文が出ました。たとえば昨年度の卒論には「韓国ウェブトゥーンのメディア史」「漫画「夢十夜」における表現技法について」「ギャグ漫画における「痛み」の表現」「腐女子とBLの関係について」といったものがありました。

今年のゼミ生も、みなそれぞれに語りたいマンガを持っているようです。もっとも、自分の好きなマンガの魅力をうまく語るには、じつはそのマンガだけ読んでいてもなかなかうまくいかず、幅広い知識が必要になります。貪欲に学び、マンガを深く知ってもらいたいと思います。

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