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お知らせ 文化コミュニケーション学科

【現代文化学部】専門領域の紹介:日本・東アジア社会文化

現代文化学部には4つの専門領域「情報メディア文化」「観光文化」「日本・東アジア社会文化」「文芸文化」があります。この記事では、そのうち日本・東アジア社会文化領域の学びについてご紹介します。

今、世界では文化・言語の壁がどんどん低くなっています。日本の場合はとくに、地理的に近い東アジアとの関係が日に日に緊密になりつつあります。歴史的にも東アジアと日本は長い期間を通じてお互いに影響を与えてきました。東アジアの文化・言葉を学ぶことは、私たち自身を新しい視点から眺め、考える絶好の機会となります。

本学部の学生は、専門4領域のどれを選ぶのだとしても、1年生で「初級中国語Ⅰ〜Ⅳ」「初級韓国語Ⅰ〜Ⅳ」のいずれかの授業を選択し、中国語か韓国語を学ぶことになります。九州は東アジアとの地理的距離が日本において最も近い地域であり、中国語・韓国語に触れるケースが日本のどの地域よりも多いです。たとえば観光業に就きたい人などは、英語に加えて中国語や韓国語を学んでおいたほうがよいでしょう。

1年生は中国語・韓国語をコミュニケーション・ツールとして学びますが、これら外国語を「文化を理解するためのツール」として捉えるのが、日本・東アジア社会文化領域です。この領域では、韓国・中国・台湾・東南アジアの文化と言語を深く学んでいます。

2年生向けの授業「アジア事情」では、留学経験のある3人の先生が、自分の体験を交えて東アジア各地の生活習慣・政治・歴史などについて講義します。また3年生向けには、さらに深く東アジアと日本を考える「韓国社会文化論」「中国社会文化論」「東南アジア社会文化論」といった授業を用意しています。

文化・言語の習得においては、学んだことを直接体験することが大事ですが、本学部には、韓国・中国・台湾・マレーシアの現地で直接体験できるプログラム、「研修旅行」「海外語学研修」も用意されています。これは、春休み・夏休みを利用して東アジアの文化や言語を直接体験するもので、関心がある人なら誰でも、何回でも参加できます。

また、海外協定校に6か月または1年滞在し、現地の学生たちのあいだで語学のスキルを磨き文化を学ぶ「交換留学」もあります。「交換留学」は、大学を休学して海外に行くわけではなく、海外協定校で取得した単位は本学部の単位となりますので、日本の同級生と同じタイミングで卒業できるというメリットがあります。

日本・東アジア社会文化領域での多様な学びと体験を通じて、さまざまな分野で活躍できる国際人になってもらいたいと思います。

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