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お知らせ 文化コミュニケーション学科

【現代文化学部】専門領域の紹介:文芸文化

現代文化学部には4つの専門領域「情報メディア文化」「観光文化」「日本・東アジア社会文化」「文芸文化」があります。この記事では、そのうち文芸文化領域の学びについてご紹介します。

どれだけテクノロジーが進歩しても、私たちのコミュニケーションの中心にあるのは〈言葉〉です。文芸文化領域では、小説や詩・短歌・俳句といった文学を中心に、〈言葉〉にまつわる文化や、物語に関係する伝統芸能を学びます。そこから、私たちが用いる〈言葉〉の様々な役割や影響力について、あらためて気づくことができるでしょう。

文芸文化領域の授業には、たとえば、古典と近代小説の代表的な中長編を読む「日本文学」、小説を読むための特殊な理論を学ぶ「文芸文化論講義Ⅰ」、朗読など「声」と文学の関わりに注目する「声の文化論演習Ⅰ」、実際に小説を書くことにチャレンジする「表現文化概論」などがあります。授業を通して「文芸」の色々な側面を知り、文学作品の読み方や、文学と社会との関わりを学んでいきます。

また、4年生が行う「卒業研究」では、古代~現代の文学を読み解くもの、各地の伝説を調査したもの、文学作品のアニメ化を扱うものなど、学生によって様々です。たとえば、これまで以下のようなテーマの卒業論文が提出されています。

・戦後の青春小説と、その時代背景との結びつきについて
・宮沢賢治の作品が、現代の若者向け音楽に与えた影響
・近代文学における女性登場人物の描かれ方
・地元の城跡についての聞き取り調査
・動物にまつわる民話や伝説について

他の3領域と組み合わせることで、伝統芸能を観光資源として活用する可能性を探ったり、小説を原作にしたマンガを読み解いたり、日本文学の翻訳について考えたりすることができるでしょう。

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