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お知らせ 文化コミュニケーション学科

【現代文化学部】授業紹介「アート表現論Ⅰ」(三浦知志准教授、渡辺善文講師)

「アート表現論Ⅰ」は情報メディア文化領域の専門科目で、グラフィックデザインに関する授業です。

この授業ではまず、グラフィックデザインの理論と歴史を学びます。グラフィックデザインが主にタイポグラフィ・写真・イラストレーションからなる表現であること、19世紀末の美術工芸運動「アーツ・アンド・クラフツ」が重要な起源のひとつであること、ロシア構成主義やバウハウスなどを経て「スイス・スタイル」へと至るモダンのデザインと、そこから逸脱するポストモダンのデザインがあること、アメリカ企業の資本力がデザイン業界を強く牽引してきたことなど、20世紀のグラフィックデザインのさまざまなテーマについて、具体的に理解していきます。

その後、授業はグラフィックデザインの実践へと移ります。学生たちは、グラフィックデザインの業界標準ソフトである Adobe社の Illustrator および Photoshop を用いて、プロのデザイナーの指導のもと、課題に取り組みます。慣れないソフトの操作を必死に駆使しながら、自らのアイデアを形にしようと努力する学生たちの姿は真剣そのものです。

インターネットが当たり前の現代社会において、ウェブデザインを含むグラフィックデザインの素養は、とくにプロのデザイナーになるわけでもない人たちにとっても必要とされています。学生たちには、この授業を通してそのような素養を身につけ、社会で活躍してもらいたいと思います。

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