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お知らせ 文化コミュニケーション学科

【現代文化学部】授業紹介「マーケティング論」(光成有香助教)

「マーケティング論」は、企業・組織のマーケティング戦略に関する基礎的な理論と考え方を学ぶ、2年生後期の科目です。

マーケティングと聞いても、なじみがなくピンとこない方や、胡散臭いお金儲けのイメージを持っている方、あるいは営業・セールスを連想して身構えてしまう方も少なくありません。実際に、初回授業で受講者に尋ねたところ、ほとんどが前述のいずれかの反応でした。

しかし、マーケティングは企業と顧客のコミュニケーションの一つであり、私たちの暮らしとも密接に関わっています。授業では、マーケティングとは「顧客のニーズを汲みとり、それを満たすような製品・サービスづくりを行って、おのずから売れる仕組みをつくること」であり、「誰を満足させるために、いくらのどんな製品・サービスをどこでどうやって売るのか」を考えることであると紹介しました。これは多くの受講者にとって認識が一変する内容だったようです。この科目では、そうしたマーケティングの基礎的な理論とその変遷を学び、その上で、イメージしやすいよう身近な企業や商品を事例に、実社会ではどんなマーケティング活動が行われ、どのような役割を果たし、いかに企業の成長や顧客満足に繋がっているのかを学びます。

何気ない日常生活の中にたくさんの「マーケティング」が隠れていたことに気づいた受講者は、「あの商品はそんなふうに開発されたものだったのか!」「これは誰をターゲットにしたサービスなんだろう?」と様々な感想や質問を寄せてくれました。将来企画やマーケティング系の職業を志望する人でなくても、相手のある仕事に就く人なら誰でも顧客目線で考える姿勢は重要だと思います。「もし自分が商品開発をするとしたら…」「もし自分が○○を販売するとしたら…」と想定して考えることによって新しいアイディアが生まれ、より深い理解に繋がることを期待しています。

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