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文化コミュニケーション学科・文化言語学科からのお知らせ

【現代文化学部】教員の研究紹介④ 中川明夫教授(日本・東アジア社会文化)

안녕하세요?  私は、主に韓国の「ことば・文化」に係わる研究をしています。

もともとの専門分野は「外国語としての韓国語教育」で、日本語スピーカーが韓国語をより簡単に習得できる方法を研究しています。 例えば、韓国語の表現ルールは、三つの峠(韓国語の「田原坂」と命名)を超えることでマスターできる・・・といった感じです。反面、ことばの習得には文化(考え方、民俗など)という心理的な要素に対する理解と慣れが必要です。これらは、車の両輪のような存在で、ことばを使う人たちを理解し、好きになることがことばの習得には大事だからです。

私は、20年近く韓国に住んでいましたし、韓国の人たちと仕事をする機会が多いのですが、日韓のことば・文化は似ているようで異なっています。私が出しつつある結論は、日本は「環境同化(環境志向)」的、韓国は「環境主管(理想志向)」的な文化性が顕著である、ということです。言いかえれば、日本ではより「客観的」な捉え方を、韓国ではより「観念的」な捉え方をする傾向が強いのです。私は、この特徴には、仏教に馴染みが深く島国として自然環境の影響を受ける日本と、儒教に馴染みが深く半島として周辺国家(人間)の影響を受ける韓国(韓半島)の、環境的・思想的な違いが反映していると考えています。

今、私は韓国の定型詩「時調(3、4調、韓国の俳句・短歌)」の翻訳をしたり、MICEで訪問する韓国の人たちの通訳や案内をしたりする時がありますが、日韓のことばと文化との関係を感じながら仕事をすることはとても楽しいことです。

現在、日韓の間には、政治的な葛藤が見られ、観光などに影響が出ている面もありますが、韓国の若者の間では「日流」ブームが起こっています。矛盾しているかのように見えるこれらの現象も日韓のことば・文化の特徴から考えてみると意外とすっきりと理解できます。

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