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お知らせ 文化コミュニケーション学科

【現代文化学部】教養教育科目「クリティカル・リーディング」(ご紹介)

 クリティカル・リーディングとは,「精読を通して文章を正確に理解し,その内容を論理的に再検証する読み方」のことを意味し,論文執筆,レポート作成にさきだつ資料等の読解に必要なスキルです。「クリティカル・リーディング」の授業では新聞記事や評論,学術書,論文等の素材において,思考がいかに論理的に構成され,表現されているかを分析し,論証の基本構造を明らかにすることで,アカデミックな文章作成の基礎の習得を目標としています。併せて,論証がきちんとなされていない文章の見分け方から議論の飛躍の指摘等,レトリックに惑わされずに本質を把握する読解技法を身につけたうえで,グループディスカッションをすることにより,実践的にクリティカル・リーディングの手法を学びます。

(担当者 水谷智彦)

 
 
 クリティカル・リーディングの講義では,1冊の本を分担して精読し,要約したレジュメを作成しました。それを各担当者が,担当範囲を授業で報告しました。その次に,各受講生が関心のある論文を探し,同様にレジュメを精読したりしました。精読の仕方,文書の構造や著者の主張の捉え方が分かりましたし,学生それぞれの関心も分かり,面白かったです。授業をとおして,今後はもっと本や論文の内容について学生同士で議論したり,意見を積極的に言えるようになりたいと思いました。また本や論文の精読はこの講義まであまりやってこなかったので,レポートを作成する時にこれから活かせるいい経験になったと思います。

(1年 山野瑞季)

 

「クリティカル・リーディング」 授業風景

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