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お知らせ グローバル化推進センター

【グローバル化推進センター】ハワイ短期語学留学を実施しました!

令和6年8月26日(月)~9月13日(金)の日程でハワイ短期語学留学を実施し、現代文化学部から1名、こども教育学部から1名の学生が参加しました。

短い期間ではありましたが、参加した学生たちには、大変貴重な体験となったようです。

それぞれの報告の詳細をご一読ください。

 

★★★

 

①現代文化学部 宮本璃子(派遣先大学:ハワイ大学マノア校)

1.短期語学留学プログラムの内容とその感想

(1) 派遣先での学習内容

派遣先では、英会話能力の向上を目的としたペアワークやグループワーク等を中心に、ハワイの歴史や文化、社会問題について学んだ。授業は校内授業と校外授業があり、校外授業は週に一度(月曜日)のみ行われた。校外授業では、二週目の月曜日にカカアコ(Kaka’ako)で、アートをテーマに現地の人々にインタビューを行った。三週目の月曜日には、ビショップミュージアムで資料を通してハワイと周辺諸国の昔の人々の暮らしについて学んだ。また、特別授業として、フラの踊り方を現地に住む方から教えていただいた。

(2) 寮生活、現地学生との共同生活について

私はリンカーンホール(Lincoln Hall)という大学内にある寮に三週間宿泊した。生活で困った面はあまりなかったが、一つ不便だった点を挙げると、部屋の中にクーラーがなかったため、夜中は暑かった。寮ではあまり現地学生との交流はなかったが、本プログラムに参加していた日本人学生と親交を深めることができた。リンカーンホールには、留学プログラムの参加者以外だと主に旅行客が宿泊していた。ハワイ大学は広大なため、大学自体が観光地となっているそうだ。

2.全体的な感想

私が今回の留学で印象に残ったことが四点ある。

一点目がハワイの気候である。ハワイは日本と比べて湿度が低く、日差しが強くても日陰に入れば心地よく、過ごしやすかった。それもあってか、ハワイでは日陰にレジャーシートを敷いて過ごしている人が多かった。また、大学内でも外で勉強している人が多く見られた。日本の夏は暑すぎて外で勉強する気にはならないため、日本とハワイの違いを感じることができた。

二つ目が、ハワイの公共バスについてである。ハワイの公共バスは、ほぼ確実に時間通りにバス停に来ない。私が三週間ハワイで生活した中で、バスが時間通りにバス停に停車したことは一度もなかった。たいてい十五分ほど遅れて来るか、五分早く到着して予定時間より早く出発してしまうこともあった。

三つ目が、ハワイの社会問題についてである。私は授業の中で、ハワイの社会問題についても学んだ。ハワイの課題となっている社会問題には、ホームレスや住居の家賃問題などがあった。カカアコのマンションの家賃が、裕福な家庭しか払うことのできないような高額のもので、担任から聞いたあるマンションの家賃は、月に四十万円以上だそうだ。ホームレス問題を改善していくための近道は、住居の家賃を下げることだと考えているが、そんなに簡単な話ではないことも推察される。

最後に四つ目が、ハワイの人の温かさである。ハワイの人々は、外国人である私にとてもやさしく接してくれた。三週間も海外に行くという初めての経験で不安なことも多い中、私を積極的に助けてくれた。私が道を聞くとメモ帳に絵を描いてまで教えてくれたり、食事を注文していて分からない言葉があった時に、その言葉の意味を後ろに並んでいた人が教えてくれたりした。私はそれが何よりも嬉しかった。中でも日本人との違いを感じたのは、先述したカカアコでのインタビューである。現地の人に声をかけると、彼らはみなすぐに話を聞こうという姿勢を見せてくれた。しかし、声をかけた日本人たちは、みんな話しかけた瞬間に警戒心を露わにしたのである。結果的に、日本人にはインタビューはできなかった。知らない土地で急に話しかけられて警戒することは何もおかしなことではないが、見知らぬ人との関わり方について、日本とハワイでは大きな違いがあると感じた。ハワイでは、知らない人でもすれ違う際に「Hi.」と言ってきたりするので、日本人とは全く違うと思った。

今回の留学で、日本にいたままでは分からなかったことをたくさん知ることができた。苦労することも色々とあったが、総じて良い経験だったと思う。

 

☆☆☆

 

②こども教育学部 吉本礼(ハワイ大学マノア校)

1.短期語学留学プログラムの内容とその感想

(1) 派遣先での学習内容

授業に関しては私のクラスでは基本的に英語を使ってイディオムなどを勉強していた。先生も生徒も明るく楽しく授業を受けることができた。生徒は皆留学生で、みな日本人だった。私のクラスは英語だけじゃなく表現できないときにはボディランゲージをして会話をしていた。

毎週月曜日は学校もお店も早く閉まってしまうため、基本博物館などの観光名所を回ったりした。

(2) 寮生活、現地学生との共同生活

学校が始まる時間が12時30分と遅いので、朝から観光したり買い物をしたりした。特にABCマーケットには何度も利用した。ホロカードの入手(バスに乗るときに使うカード)や、お土産なども基本そこでそろう。

基本現地学生との交流は寮ではとくになかった。インターシップ学生も授業に参加していた。

2.全体的な感想

私が今回の短期語学留学を通して日本と比較して気が付いたことは複数ある。まず、日本にはないチップ制度である。基本的に合計金額の15%は支払うことになるのだが、計算が難しく大きい金額の時は大体の金額を支払った。サービスが本当に良いところが多く、メニューが日本語の表示のものに取り換えてもらうことも可能な店が多かった。お箸はないのでカトラリーの種類はフォーク、スプーン、ナイフである。事前にテーブルマナーを学んでおくと自分のスキルを生かせる場になり、教養にもなるので学んでいくとよいと思った。

つぎに、歩行者信号の色がオレンジと白である。しかも日本の信号と違って待つ時・進む時・信号が変わる時のパターンがあり、それぞれ時間制度で目に見えてわかりやすい信号だった。しかし、仕組みを理解するまではほかの人を見て動くことがあった。たまに本当に渡っていいのかわからないものがあるので他の人の判断を仰ぎつつ分からないときには動かないことが吉であることを学んだ。

ビショップミュージアム(撮影:宮本)
リンカーンホール(撮影:宮本)
大学キャンパスの風景1(撮影:吉本)
大学キャンパスの風景2(撮影:吉本)
ワッフル(撮影:吉本)
アサイーボウル(撮影:吉本)
パイナップルジュース(撮影:吉本)

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