尚絅大学・尚絅大学短期大学部

令和5年11月26日(日)尚絅大学・尚絅大学短期大学部九品寺キャンパス、武蔵ヶ丘キャンパスにおいて、第8回ホームカミングデイを開催し、同窓生、在学生のご家族や地域の皆さま等多数ご来場いただき、盛況のうちに終了しました。

九品寺キャンパスでは、刺し子・高瀬しぼり研究家の下川冨士子先生（本学短期大学部の前身、熊本女子短大家政科昭和32年卒業）による講演会「未来につなぎたい衣文化～刺し子・高瀬しぼり～」が行われました。はじめに舞台に展示されていた刺し子作品（トンザ、タペストリー、着物など）の説明があり、それらの素晴らしさに目を奪われたのに続き、50年以上にわたり、我が国のみならず、世界各地での刺し子や高瀬しぼりの個展や講習会、講演会などの活動の歴史や内容をお話下さいました。下川先生のそれぞれの地に相応しい活動、例えば沖縄では沖縄の織物に、タイではタイシルクの布に刺し子をするなどその地に思いを込めて活動されてきたことに感銘を受けると共に、先生のパワーと情熱に圧倒された講演会でした。
武蔵ヶ丘キャンパスでは、長﨑あや子先生、北本智子先生の「ピアノ デュオ コンサート」が行われ、「ずいずいずっころばし」「ぞうさん」などの懐かしい曲や、サンサーンスの組曲「動物の謝肉祭」より“序奏とライオンの行進”その他、ブラームス「ハンガリー舞曲第5番」、ドヴォルザーク「スラブ舞曲第10番」やミヨーの組曲「スカラムーショ」より“ブラジレイラ”などを演奏して頂きました。曲の前後にはそれぞれの作曲家の話や曲の説明をしていただき、大変興味深く拝聴しました。また、美しい響きを楽しみ優雅な時間を過ごすことができました。懐かしい両先生に会えたこともあり、参加された方々にはあふれんばかりの笑顔が見られ、それぞれ素敵なひと時を満喫しておられました。演奏して頂いた両先生にはその後の交流会にも長時間にわたって参加して頂きました。感謝申し上げます。

また、両キャンパスにおいて同窓会による「さくらカフェ」など、楽しいひと時を過ごしていただくことができ、恩師や友人と交流を深め、魅力あふれる現在の「尚絅大学・尚絅大学短期大学部」をご覧いただきました。

短い時間ではございましたが、たくさんのご来場、誠にありがとうございました。