お知らせINFORMATION

お知らせ 幼児教育学科

【幼児教育学科】ゼミ紹介⑤:吉田ゼミ(保育・教育実践コース)

今回は保育・教育実践コースの吉田ゼミの紹介を行います。

 

ゼミ名 :吉田ゼミ(保育・教育実践コース)

担当者 :吉田 道広 准教授

学生数 :11名

 

吉田ゼミでは、障害などにより特別な支援が必要な子どもたちについて学んでいます。たとえば、特別支援学校(特に幼稚部など)について学ぶ中で、視覚障害や聴覚障害を含めて障害のある子どもとのかかわり方を知ったり、役に立つ教材作りを考えたりします。

前期は次のような活動に取り組みました。

①発達障害のある子どもに関する本を図書館から借りてまとめをしました。まとめの観点は、「なるほど納得した、いいなと思ったこと」「疑問に思ったこと、もっと知りたいと思ったこと」です。それぞれがまとめたことを発表しました。

②絵カード教材(気持ちの物差し)を作りました。自分の気持ちを表すのが苦手な子どもたちがいます。気持ちを表すことを支援するために、「うれしい」「怒っている」「悲しい」「驚いた」といった気持ちを物差しにした絵カードを作りました。さらに、感情表現を広げられるように「不思議」「ドキドキする」「困った」などもカードにしました。

③絵カード教材(手順カード)を作りました。たとえば、給食の前後には、トイレに行く、手を洗う、配膳をする、食べる、歯磨きをするといった活動があります。これらに見通しを持って取り組むことを支援するために、手順一つ一つを絵と文字のカードにしました。カードにはマグネットをつけました。終わった活動をひっくり返すことで一つ一つの活動ができたことを確認できます。

④教材作りに挑戦しています。これまでに出会った支援が必要な子どもを想定して、よりよい活動ができるようにするための教材作りです。教材作りの準備として「対象、場面、使い方」とともに、「使いやすさ、わかりやすさ、丈夫さ」などを考えてみました。このように教材をデッサンした後に、制作に必要な道具や材料を調べました。シャツをたたむことを支援する補助具、手指の巧緻性を高める教材などを作っています。

 

*ゼミ紹介は毎週金曜日18:00頃に更新をしていく予定です。

その他のお知らせ