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お知らせ 総合生活学科

【総合生活学科】授業紹介〜福祉ウェルネス分野「介護技術」〜

福祉ウェルネス分野の選択科目「介護技術Ⅰ・Ⅱ」を紹介します。

この授業は、2年生の後期に開講しています。介護の基礎を様々な演習を通じて学ぶ科目で、「介護職員初任者研修」の資格取得のための必修科目でもあります。
履修している学生たちは、車いすに触るのが初めてという学生もいれば、ご家族に実際介護保険制度のもとヘルパーサービスなどを利用している人がいる、という学生もいます。
これまでの介護や福祉に接してきた経験もバラバラですが、みんなでチームを組みながら、食事介助や車いすの操作方法を学んだり、車いすにのって近くのスーパーに買い物に行ったり、メイクや歯磨きなどの練習、入浴介助の方法、洋服の着脱、などなど様々な場面を想定した介護の方法を学びます。
要介護・介助の状況にある障害者や高齢者の日常生活において、介助者(他人)による支援は不可欠です。人に快適に介護してもらうためには、時には正しく要望を伝えるという「伝達力や受援力」も必要です。介助者の立場からは利用者の気持ちを汲む「理解力や共感力」が求められます。
学生たちは相互に「介護者」「利用者」の立場を経験し、やってほしいことをうまく伝えられないもどかしさや、介助する時の難しさを相互に感じています。
この授業はまだ続きます。今後の授業では、実際に利用者の人の話を聞いたり街の中でバリアフリーの検証をしたりとより様々な経験ができるよう計画しています。

狭い場所も上手に動かせるようになるには練習が必要です。
車椅子に乗ったままスーパーに買い物に行き、商品棚の高さを実感しました。
メイクされた利用者役は「ちゃんと指示しないと自分の思った通りの化粧にならない点が難しかった」と感想がありました。
歯磨きの介助をしています。車椅子に座った方の介助は、コツと勇気と腰の強さが必要だと実感しました。
普段何気なく歩いている学校周辺の道も、車椅子だと狭さや傾斜が気になるということを実感しました。

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