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お知らせ 総合生活学科

【総合生活学科】授業紹介~福祉ウエルネス分野「メンタルヘルス」~

総合生活では、「福祉ウェルネス分野」の選択科目の1つに「メンタルヘルス」があります。皆さん、「メンタルヘルス」という言葉を知っていますか?高校生には、少々、聞きなれない言葉かもしれません。

テレビ等で「現代はストレス社会だ」等の言葉を聞いたことはありませんか?あるいは仕事に関して、「過労」、「パワハラ」、「精神疾患」、「休職」、「退職」などの言葉を聞くことで、就職に不安を感じる人もいるかもしれません。
そんな時に「ストレスが全くない仕事がいい/職場がいい」と考えることがあるかもしれません。一方でそんな時にこそ、別の視点で考えてみてほしいとも思います。それは「果たして、ストレスが全くない仕事というものが本当にあるのか?」という視点です。

例えば、やりがいのある仕事に就いたら、そうでない仕事よりも確かにストレスは少ないかもしれません。ただし、どのような仕事であっても、そこには責任や役割が生じます。また日常的ではないにしても、時にストレスを感じる場面があるかもしれません。あるいは家庭でのストレスが仕事に、逆に仕事のストレスが家庭に、影響を与えることもあります。

したがって、現代を生きる我々にとっては、【ストレスとの上手な付き合い方】こそが重要なのではないでしょうか。そのような意味では、「労働者のストレスやメンタルヘルス(心の健康)」に目を向ける社会は、労働者が働きやすい環境を尊重する点において、以前よりも成熟した社会であると捉えることもできます。
そこでこの授業では、「産業におけるメンタルヘルス」を中心に、幅広い視点から以下のような内容を学びます。

●労働者のストレスの現状、メンタルヘルスケアの意義
●ストレスとは?
●からだとこころのバランスが崩れるとどうなるのか?
●セルフケアについて(ストレスの予防、ストレスを溜め込まない工夫、メンタルヘルス不調への気づきと対応、相談の仕方など)
●事業所(会社)が取り組むメンタルヘルスの対策
●労働に関する法律やメンタルヘルスについての指針

この授業は、「メンタルヘルス・マネジメント検定 Ⅲ種(セルフケアコース)」に対応した講義内容を採用しています。そのため、この科目を受講した学生の中には、検定を受験して合格する学生がいます。この科目は、学生が就職してからの働き方や今後の生活にも役立つ内容です。

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