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【総合生活学科】授業紹介~くらしと人権「LQBTQ+について」~

「くらしと人権」では、人権の問題の実情を正しく把握し、人権を尊重しあえる社会のあり方を考察するために、外部講師による講話やワークショップを取り入れています。今年度は、「ハンセン病」、「LQBTQ+」、「こうのとりのゆりかご/若年妊娠・出産」、「子どもの人権と児童虐待」のテーマについて外部講師をお呼びします。
今回は、『LQBTQ+』をテーマに、2名の講師の方から講話をいただきました。

1人目は、「こうぞうさん」による『既に共に生きているLGBTQ+』です。講話では、①「熊本における活動の紹介」、②「同性カップルが直面する不利益と同性婚訴訟」、③「パートナーシップの制度の現状」、④「LQBTQ+フレンドリー企業とその取り組み」等について、最新の情報を踏まえながら、説明して頂きました。くらしと人権では、学生から講師の方への質問を事前に受け付け、当日はその中から次のような質問(一部)についてお答えやコメントをいただきました。
・自分がゲイであるといつ頃、自覚しましたか。その時にどんなことを感じましたか。
・パートナーとはどのように知り合い、どのように過ごされていますか。
・家族にカミングアウトした時の様子やその後の関係は?
・今の社会の中で「生きにくいさ」を思うことはどんなところですか。
・周りの人からカミングアウトを受けたらどうしたら良いか。

2人目は「安田葵さん」による『レズビアンとしてくらす、LGBTQ+の友人たちとくらす』です。関東在住の安田さんとパソコンを繋ぎ、オンラインで①「ライフヒストリー(10代の頃から学生時代、社会人になってから)」を軸に、②「重要な転換点(同性への恋の自覚、戸惑いと模索、レズビアンとして生きることを覚悟、家族との距離など)」や③「一歩踏み込んだ話(レインボープライド運営委員での経験、台湾、韓国のプライドパレード、LGBTブックフェア選書の経験)についてお話いただきました。そして安田さんにも、学生からは次のような質問が寄せられ、その一つ一つにお答えやコメントをいただきました。
・カミングアウトする人が増えたり、以前よりもLGBTQ+の認知や理解が高まっている
ことについて、安田さんはどう思っていますか。
・アンケートなどに性別を書くところがあるが、どう思っていますか。
・周りの人、友人たちの反応は?
・安田さんが目指す生き方はどんな生き方ですか。
・同性の子から告白されて、断るときどういう風に断るのが良いでしょうか。

今回のお二人の方のお話を聞いた学生からは、「自分達で調べただけでは分からなかったLGBTQ+について深く知ることができた」、「LGBTQ+に関して、様々な考えや価値観があること、また様々な考えがあって良いということも分かった」、「お二人の熱い思いや生き方に心が打たれた。勇気づけられた。」等の感想が寄せられました。学生ひとり一人が講話の内容に真剣に耳を傾けるとともに、お二人の穏やかな雰囲気や学生への優しい投げかけに学生もにこやかな表情で答える場面もあり、とても素敵な時間を過ごすことができました。

 

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「こうぞうさん」の講話の様子(同性カップルが直面する不利益について)
「こうぞうさん」の講話の様子(LQBTQ+フレンドリー企業とその取り組み)
「安田さん」の講話の様子(オンラインでの授業)
「安田さん」の講話の様子(授業風景・学生との質疑応答)

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