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【総合生活学科】授業紹介「卒業演習(中里ゼミ)」

中里ゼミ(心理学)では、主にアンケート調査を用いて、ゼミ生の「なぜ?」「これ知りたい!!」という思いを大切にしながら、学生の主体性を育みゼミ活動をしています。
例えば、新聞やテレビ、インターネット等では、【「〇〇」に賛成の人は7割、反対の人は3割】といった情報が示されたり、CMや通販、店頭等では【この商品の顧客満足度は95%】といった文言を見かけたりしませんか?そのような意見は、例えば物を買う・買わないといった人の行動を意識的・無意識的に左右することがあります。
ただ、アンケート結果を提示するまでには、①アンケート調査で聞く項目(アンケート用紙)を作る、②アンケートを実施する、③得られた回答を集計する、④結果を分析する、⑤結果を読み手に分かりやすい(インパクトのある)表やグラフを作成する、⑥結果を報告するという手順を踏みます。一方でその作業一つをとっても意外と大変です。
例えば、①のアンケート用紙を作る作業では、その後の集計や結果の分析を考えて、回答者に分かりやすい説明文や選択肢を作る必要があり、ある意味で「テクニック」が必要になります。そこで、私のゼミでは、まずグループを作って調べたいテーマを話し合って決め、その後、グループごとに、①~⑥の過程を全て経験します。
このアンケート調査の実施能力や論理的思考は、どの業界に就職しても役立ちます。特にマーケティング等では欠かすことができないからです。

今年のゼミでは、「ファッションと恋愛の関係」と「モテる条件とは?」をテーマに女子大生ならではのアンケート調査を行いました。その中では、以下のようなことについても調べました。
Q.条件によって(例えば、恋人といるとき、恋人とその友達がいるとき、女子だけのとき)、着て行く服は誰を意識するのか(男子ウケ・女子ウケ・自分ウケ)?
Q.女子大生のリアルな恋愛観はどういったものか?(「私は、恋人ができたらその恋人に対して一途なほうだ」「恋愛には、刺激が必要だと思う」かなど)
Q.出会った当初の「脈あり能力」はその後の恋愛行動にどう関係するのか?
Q.「脈あり能力」が高いと思っている人はどんな人か?その人はモテるのか?

調査結果は意外なものから、無記名だからこそ知れた「女子大生の本音」など、とても興味深いものでした。もし、本学科を希望されている受験生がいたら、是非、本学科で「興味あるテーマ」を通して、一緒にアンケート調査をしてみませんか?

アンケート調査で聞く項目(アンケート用紙)を作る作業
得られたアンケート用紙の回答を入力する作業

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