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お知らせ 総合生活学科

【総合生活学科】授業紹介~フードプランニング実習~被災したときの食事作りの工夫~

私たちは熊本地震で被災し、その当時の辛い記憶が今も胸に刻まれている。同時に、命を維持するための食べ物への感謝の気持ちをその時ほど感じたことはない。温かい食べ物を通して、栄養だけでなく、人とつながることへの有り難い思いも得ることができた。

今回は、作り方は人と話し合わなければまとまらないし、浮かばない・・・しかも、使える水やガスの量は最小限に、こんな条件で「温かい食べ物と食物繊維を摂取するための工夫」を皆で考えながら、調理した。

私たちの祖先は、何万年も前に火を使うようになって、食べ物も豊かになり、脳も大きくなった。私たちは、永い歴史の中で培ってきた生き延びるために工夫する力を忘れてはならない。被災したときに温かい食べ物を作り、提供できる力が、私たちの体から湧き出てくるようにしておくことが必要だ。被災したときの食べ物を作る方法を学ぶのではなく、火を通すために工夫することのできる人間であること、これが重要だ。

学生の感想(一部抜粋)「避難生活を送っていると、ストレスも重なり、体調が悪くなる。調理をすることで、体も動かし、腸も動き、元気になる。」「私たちの班は根菜の火の通りが悪かった。最後にもう少し野菜を小さく切る必要があったが、そこのコミュニケーションがうまくとれていなかった。私たちにはもっとコミュニケーションが必要だ。」

さて、学生たちは、食べ物で空腹が満たされたのでしょうか??

 

「じゃがいもにどうやって火を通す?!」 「水は最小限に使って!!」
「火もたくさん使っちゃだめ!でも、こうするといいのよ~火を消しても大丈夫!(ニッコリ)」

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