尚絅大学・尚絅大学短期大学部

 　前回の学校実習に引き続き、保育所実習について報告いたします。

 　保育所実習の目的は、給食に関する栄養士の実務を体験し、子どもの成長・発育段階に応じた食事づくりや食育に関しての理解を深めることです。今年度は熊本市内13施設、熊本市外3施設の保育園及び認定こども園で、5～6日間の実習を行いました。

 　調理実習では、幼児食や離乳食、おやつ作りに携わり、提供時間までに仕上げることの大変さや体力不足を感じた学生もいたようでした。大人に比べて感染に対する抵抗力が低い子どもたちのために、衛生管理に十分な注意を払い、心を込めて調理を行いました。
　昼食は園児と共に会食し、「おいしい！」と話す子どもたちの笑顔を見て、元気をもらったようです。園児と汗だくになるまで遊ぶ学生の姿も見られました。
　食育活動では、紙芝居の読み聞かせや納豆作りなど、貴重な経験をさせて頂きました。園児の自主性を重んじること、また、当番の園児が調理や配膳に加わるなど、食に関わる体験を増やす工夫がなされており、保育所における食育のあり方や栄養士の役割を学ぶことができました。

 　短い期間ではありましたが、実習施設の皆様に熱心にご指導頂き、充実した実習を行うことができました。本学科では初めて保育所実習を行いましたが、快く実習生を受け入れて頂き、学生・教職員一同、大変感謝しております。

 　最後になりましたが、お忙しい中、ご指導頂きました栄養士・調理員の先生方、園長先生、保育士の先生方、その他職員の皆様に心より御礼申し上げます。

(1)調理実習を行っているところです。調理員の先生方の包丁捌きが上手で、勉強になりました。	(2)当番の園児がその日の給食で使うお米を計量したり、野菜を洗って切るなどお手伝いをしてくれました。
(3)配膳のお手伝いをしました。子どもたちに食べられる量を聞きながらつぎ分けます。とてもにぎやかです！	(4)食育指導では紙芝居を発表しました。子どもたちが予想以上に真剣に聞いてくれて、話しやすかったです。