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文化コミュニケーション学科・文化言語学科からのお知らせ

【現代文化学部】教員の研究紹介⑤ 三浦知志准教授

私の研究対象はマンガです。小学生の時に『週刊少年ジャンプ』と出会ってからずっとマンガが好きでしたが、趣味が高じていつのまにかマンガの研究者になっていました。

私がまず関心を寄せるのは、「マンガはいつどこで生まれたの?」という歴史的な問いです。これはけっこう難しい問いですが、私はとりあえず「1830年代にスイスのジュネーヴで生まれた」と答えています。意外と古いなと思うでしょうか。あるいは、日本で生まれたんじゃないのか、とがっかりするでしょうか。

今でこそ日本のマンガは、アメリカのスーパーヒーロー・コミックスとともに海外で高い人気を誇っていますが、このような傾向が現れだしたのはだいたい1990年代以降のことで、比較的最近の現象です。また世界には、日本のマンガやアメコミほどの市場規模ではないにせよ、さまざまな種類のマンガがあります。子供の頃「タンタンの冒険」に親しんだ人もいるのではないでしょうか。「タンタン」はベルギーのマンガです。

そしてさまざまな文化圏のマンガは、歴史の中でさまざまに交流をしてきました。その具体的なあり方を考察することも私の研究テーマです。現在は、1920年代に日本の雑誌・新聞で連載されていたアメリカのマンガ「親爺教育(Bringing Up Father)」について調査を進めています。このマンガは、日本のマンガの歴史を大きく変えた重要な作品だと思います。

世界中のマンガを理論や歴史の側面からあれこれ研究するのは、マンガを趣味で読むのとはまた違った楽しさがあります。ぜひみなさんもマンガ研究の道に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

日本で発売された『親爺教育』単行本
何年か前に行ったアメリカの同人誌即売会

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