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お知らせ 子育て研究センター

【子育て研究センター】第7回乳児保育研究会を開催しました!

去る10月23日に開催した第7回乳児保育研究会では、小さな森の保育園の佐藤レイ子先生を講師に、「心を通い合わせるわらべうた」についてメンバーの皆さんと実践を交えて学びました。乳児保育では、できるだけ機械音やピアノなどの大きな音よりも、母の胎内から聴いてきた「肉声」による「わらべうた」が子どもの情緒の安定と感性を育てる上で、とても重要となります。

今回は、佐藤先生より、「寝ている頃」から「歩く、跨ぐ、物の出し入れを楽しむ1歳3ヶ月〜2歳」までの発達段階にそったわらべうたについて教えていただきました。もちろん、3〜6歳の子どもたちと手遊びを行う場面でも応用できるものがたくさんあります。わらべうたは、くらしの中で口伝えによって唄い継がれてきた歴史を持っています。大人と子ども、子ども同士が心を通い合わせながら、互いの思いや願いをその唄に込めてきたのかもしれません。保育の場でわらべうたを楽しみながら、子どもたちの家庭にも伝え合って行きたいものです。

佐藤先生から教えていただいた中で、「自分にしてもらったことを共有する時間」というお話がありました。「おんぶだっこ してもらったことを自分もする」という1〜2歳に見られるフリ遊びも、0歳がからわらべうたを通して、たくさん大人が関わりを持つことによって、その心地よさを子どもたち自身が再現していくのでないでしょうか。「よいさっさよいさっさ これからはっちょ じゅうはっちょ はっちょめのくぐり くぐりにくいところで あたまのてっぺんすりむいて いっかんこうやく にかんこうやく それでなおらにゃ いっしょのやまいじゃ」と唱えながら人形と遊んで、その後に子守唄で寝かせつける。そんな時間を保育の場でも子どもと保育者が共有できたらと思います。

以下は、当日、ご紹介いただいた「わらべうた」の数々です。

 

【寝ている頃】

*握った手を動かして見せましょう。

・だんごだんご

・にんぎにんぎ

*軽く顔をつつきながら

・はなちゃんりんごを

・ここはとうちゃんのにんどころ

*見て楽しむ・・・追視

・チッチコッコ

・しゃんしゃんしゃん

 

【首がすわる頃(3ヶ月〜4ヶ月頃)】

*上下左右見て手を動かす

・しゃんしゃんしゃん

・すってんてれつく

*体全体前後左右に動かす

・オフネガギッチラコ

・えっちゃらこ

 

【寝返り、はいはじめ、握りが強くなる時期(5〜8ヶ月)】

・チッチコッコ

・ダルマサン

・オフネガギッチラコ

・うまはとしとし

・ヘビイタガサゴソ(ハイハイを援助する)

 

【自分で座れるようになる(8〜10ヶ月)】

・ぎっこんばっこんもものき(舟こぎ・軽く上下運動)

・エッチャラコ

・〇〇ちゃんというひとが

・どんどんばしわたれ きつねがとおる

*両手が使えるようになる

・ドドッコヤガイン

・チョチチョチアワワ

*つかまり立ちの頃

・エッチャラコ

*歩き始め

・オフネガギッチラコ(ぎっこんばっこんもものき)

*言葉の刺激、発語への刺激

・ココハトウチャンノニンドコロ

・〇〇ちゃんというひとが

*腕、手首、指を使う

・かれっこやいて

・ココハテックビ

・にほんばしこちょこちょ

・ネズミネズミ

・おやゆびねむれ

 

【歩く・またぐ・物の出し入れを楽しむ1歳3ヶ月〜2歳】

*大人の足に乗せて

・アシアシアヒル

・どんどんばし

*布や物を使って

・うえからしたから

・にぎりぱっちり

・いしのなかのかじやさん

*お手玉を使って

・あずっきちょ

・〇〇さんのあたまに

・おせんべやけたかな

*人形を使って

・よいさっさ

・かってこかってこ

*こもりうた

・きよみずの

・ゆうなのきのしたで

・あかいはな

*保護者(大人)と一緒に

・こりゃどこのおじぞうさん

・ゆすってゆすって

・ぎっこんばっこんもものき

*みんなで・少人数での遊びを楽しむ

・どのこがよいこ

・もぐらどん

・きりすちょん こどもにとられて あほらしちょん

・つるつる かぎになれ さおになれ たいころばちのふたになれ

・どうどうめぐり

*大人が短な詩を唱える(ごろあわせ・唱え文句)

・おぼうさんだいだいだい はちがさしてぶんぶんぶん

・ゆすってゆすって ゆすらんめ えべすさんになれよ

・ちょうちょちょうちょ おりておいで おまえのとうさん おんぶする

おまえのかあさん だっこする

・みたらみみずく とんだらとんび はねたらうさぎ

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